ヘイト対処法 福島、山本が反対押した「理由」
l有田 芳生
https://www.facebook.com/yosihifu.arita 514 9:00
参院本会議でヘイトスピーチ対策法案が採決されるとき、在特界隈と親しい「日本のこころ」議員が「反対」と議場で叫んでいました。
投票総数228、賛成221、反対7。反対を表明したのは山田太郎(無所属)、中野正志、中山恭子、和田正宗(日本のこころ)、福島みずほ、又市征治(社民党、吉田忠智議員は本会議を欠席)、山本太郎(生活)の各議員です。
福島さんには法務委員会で可決する前、お会いして説明しましたが理解していただけませんでした。
そのとき法案に対する思いが綴られた崔江以子さんの切実なメール(このフェイスブックで紹介したもの)を読んでもらいました。
福島さんが「普通の人にはわからないのよね」とまず口にしたことに驚きました。
福島さんにして当事者の切実な願いや思いが根源的な実感として理解していただけないのでしょうか。
ほかの議員のブレを痛いほど経験してきたこの1か月で、いつも浮かんできたのは「脳内操作」という言葉でした。
福島さんたちが問題にした「適法居住」要件など、与党法案には多くの問題点があります。
だからこそ、法案内容を修正しなければならないとの立場で交渉を毎日毎日行ってきた当事者として、附帯決議や附則の内容を否定する反対行動は、いまだ理解できません。
「わたしたちが反対しても大勢には影響がないから」と福島さんは言いました。
「純潔主義」なのでしょう。しかし僕たちは「妥協の原則」を摸索してきました。
この方法の違いは、結果として現場で闘う「同志」たちや被害当事者たちとの距離を埋めるかどうかの重大な問題なのです。
福島さんの選択ではヘイトスピーチに対峙した「路上の現場」が国会と結びつきません。きわめて残念なことです。
なお福島さんに対しては、共産党議員、専門家、民団などによる、それぞれ別個の働きかけがあったこともお知らせしておきます。
2016年5月13日。参議院で法案が可決した夜、新大久保のコリアンタウンで「お祝い会」がありました。急きょの呼びかけに50人ほどが集まり、喜びをわかちあう貴重な時間を共有したのです。「3年前には法律ができるまで10年はかかるだろうと思っていた」と何人もが口にしていたのが印象的でした。香山リカさん、五野井郁夫さん、小林健治さんなど、路上に立ってきた行動する専門家も来てくれました。
とくに小林さんは差別問題をテーマとしてきた者として社民党の反対行動を「裏切り行為」と厳しく指摘していました。
「のりこえネット」の辛淑玉さんからは現場で闘った仲間たちを賛美するメッセージが寄せられました。
じつは菅官房長官からも僕のスマートフォンに「良かったです」とメールが届いています。
菅さんもヘイトスピーチの現場を記録した映像を見て「ひどいですね」と電話をくれたりもしていたのです。
差別の煽動は許さない。この言葉を身体で理解できるかどうかは、認識論の重要な課題なのです。
2013年。新大久保駅前にある花屋の周りは、ヘイトスピーチデモを迎え撃つ「同志」たちが集い、署名活動なども行った懐かしい場所です。
昨夜は静かな時間が流れていました。(2016/5/14)
https://twitter.com/aritayoshifu
検討条項を附則にするよう求めたところ、与党は附帯決議で対応できないかと申し入れてきました。それでも附則で対応するよう主張すると、最後に折れてくれたというのが交渉経過です。理念法に附則をつけるというのは異例なことなのです。
山本太郎
2016-05-13 22:09:02
ヘイト法に反対した理由
http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-12160051060.html
・・・・・・・・・。
不完全な法律は必要ない。
市民側からの声で法律化したヘイト法が、
市民の表現や言論を、結果として、縛る入り口にならない様、
監視を続けて欲しい。
今回、与党側のリードに乗り、自分の選挙を迎えるにあたって手柄を急いだ者の罪は重い。
ョ法
| 固定リンク
« 「部落差別解消推進法案」を自民党と公明党が提出の動き まったく不要で、提出すべきでない 宮崎信行の国会傍聴記 | トップページ | 5月14日部落差別の解消の推進に関する法律案(仮称)制定に絶対反対です »
「んー何だか」カテゴリの記事
- 「差別されない」権利 東京新聞0925(2023.09.25)
- ネットにも「政治的公平」が必要か…国会で議論に 「立憲? 各政党は憲法を学びなおせ」A(2023.03.15)
- 「全ての佐賀県民が一人ひとりの人権を共に認め合い、支え合う人にやさしい社会づくりを進める条例(仮称)(案)」についての意見募集(2023.01.07)
- 部落さらす動画、ユーチューブが削除 「ヘイトスピーチ指針に違反」(西日本新聞)(2022.12.01)
- NHKバリバラ 「部落」を写して、ネットの「部落」映像を批判する この矛盾(2021.09.12)
最近のコメント