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稲田朋美 政務調査会長 記者会見 表現の自由 の優越的な地位ということを考えながら、慎重に私は判 断すべき

有田芳生 ‏@aritayoshifu
「人種差別撤廃施策推進法」にまつわる「4党協議」(民主党、自民党、公明党、維新の党)の3回目を、明朝25日行います。国会会期末まで、あと1か月ほどです。


記事
http://blogos.com/article/129860/
    自由民主
    2015年08月24日 11:15
稲田朋美 政務調査会長 記者会見


    東京新聞の大杉と申します。ヘイトスピーチの関係
で伺いたいのですけれども、参議院の方で4党の協議会
が立ち上げになりましたけれども、今後国会で何らかの
法律を作っていくとか、対策を取ることは自民党として
はお考えなのでしょうか。


    まず、このヘイトスピーチ、差別的な言動であった
り、行動であったり、これは本当に悪であるということ
は、国民全体の意識として持たなければならないという
ふうに思っております。その上で自民党でも、平沢勝栄
先生の下のヘイトスピーチ対策等に関する検討プロジェ
クトチームで、議論を進めているところです。ただ、こ
のヘイトスピーチに限らず、人権の問題、そして表現の
自由にかかわる問題でもあります。現在の法整備で解決
できない問題はどこなのかということも、きちんと見極
めながら、議論を進めているところです。
    私は、表現の自由というのは、憲法の保障する人権
の中でも、大変優越的な地位を占めていると思います。
それは、表現の自由を保障することで、自由な言論が活
発化することによって、民主主義が守られるという非常
に重要な権利であります。このヘイトスピーチに関して
も、その規制の是非をめぐってでも、色々な考え方があ
るかというふうに思います。
    いずれに致しましても、参議院での法務委員会の理
事を中心に引き続き協議をしていただき、あわせて与党
内でもしっかりと議論をしていきたいと思います。


    東京新聞の大杉です。すると、必ずしも今国会で結
論ということにこだわるべきではないということですか



    今、言いましたように、ヘイトスピーチは本当に悪
です。ただ、表現の自由にかかわる問題については、憲
法学者の中でも本当に色々な議論があります。これはず
っと積み上げられてきたところの、表現の自由をどう守
っていくかということです。そういった点も十分考えな
がら議論する必要があると思います。


    産経新聞の力武です。今のヘイトスピーチに関する
ことなのですけれども、民主党と社民党が出している人
種差別撤廃法案、これもヘイトスピーチを含むものであ
ると思うのですけれども、もうちょっと広く対象を規制
しようとしているものでもあると思うのですが、この法
案については中身などご覧になってどのように評価され
ているのでしょうか。


    繰り返しになりますけれども、人権という定義につ
きましても、非常に色々な意味があります。そして、表
現の自由はまさしく政治的な活動の自由にもつながるわ
けでありますので、民主主義の根幹を担う、表現の自由
の優越的な地位ということを考えながら、慎重に私は判
断すべきだというふうに思っています。


    経新聞の力武です。先ほどのヘイトスピーチですが
、自民党内での議論について、PTでの議論は昨年の1
1月くらいを最後に止まっているように思えるのですが
、今後また再開するとか、議論を始めるとかいうことは
ありますか。


    参議院の状況は、先ほどお話しした状況でもありま
すので、党内でも、また与党としても、議論をしていく
ということになるかと思います。

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