トスピーチ:差別言動どう防ぐ 東北学院大でシンポ /宮城
ヘイトスピーチ:差別言動どう防ぐ 東北学院大でシンポ /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20150322ddlk04040031000c.html
毎日新聞 2015年03月22日 地方版
特定の人種、民族などへの憎悪や差別をあおる言動「ヘイトスピーチ」について考えるシンポジウムが東北学院大土樋キャンパス(仙台市青葉区)であった。パネリストらは、ヘイトスピーチをどのように防ぐかなどについて議論、会場からも発言が相次いだ。
ヘイトスピーチは、国内では2013年ごろから拡大。規制論議は当初は低調だったが、国連から人種差別撤廃条約などに基づく勧告を複数回受けたことなどから、禁止法制化の動きが出てきた、と紹介された。
関東学院大の非常勤講師、明戸隆浩さんは、ヘイトスピーチだけではなく、前提となる人種差別を禁止する理念の法制化が必要と説明。「日本はまず、差別が違法ということをどう書き込むのかが最大の焦点。人種差別禁止法の制定に向け、中央と並行して地方自治体の役割も重要だ」と指摘した。明戸さんなどによると、全国14府県、県内の白石市、蔵王町、涌谷町の3市町を含む32市町村議会で法整備を求める意見書が採択されているという。
関西学院大の金明秀(キム・ミョンス)教授は、ヘイトスピーチを行うグループに直接抗議する反ヘイト運動(カウンター)について、「東日本大震災後の反原発デモがきっかけで、おかしいと思ったことはデモで声を上げてもいいのだ、という理解が広まり、カウンターが始まった」と分析した。
会場にいた仙台市宮城野区の会社員、中川直弥さん(23)は「人種に関係なくいい人も悪い人もいると思うが、難しい問題だと感じた」と話していた。
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