ご 通 知
2014年12月19日
「しのだづま考」応援団の代表及び呼びかけ人の皆様
代 表 永 六 輔 殿
呼びかけ人 大谷 昭宏 殿
鎌田 慧 殿
金城 実 殿
辛 淑玉 殿
角 敏秀 殿
中山 千夏 殿
ふじた あさや 殿
〒530-0047
大阪市北区西天満4丁目6番4号 堂島野村ビル601号室
伊賀総合法律事務所
有馬勇氏事件弁護団主任弁護士 伊 賀 興 一
拝啓
当職は、有馬勇氏を支援する弁護団で主任を務める弁護士と
して、「しのだづま考」応援団の代表及び呼びかけ人である貴
殿らに対し、本書面を差し出します。
さて、有馬勇氏は、中西和久氏から、1998年頃に演劇「しの
だづま考」に関し差別発言をしたと名指しされ、いわれなき非
難を受けています。
この件では、すでに当職を差出人とする申し入れ書(201
4年7月4日付)を中西和久氏に発送し、有馬勇氏が差別発言
をした事実は存しないこと、差別発言があったと決め付ける言
動が有馬勇氏の名誉や人格を傷つけること、全国演劇鑑賞団体
連絡会議の業務を妨害する事態となっていることをお伝えし、
厳重に抗議する旨を通告しました。本日に至るも、
中西氏からは何らの回答がな
されていないこと、極めて遺憾に思っています。
また、有馬勇氏本人を差出人とする当職気付の申し入れ書(
2014年9月1付)を貴殿らに発送し、中西和久氏が指摘す
るような差別発言は存しないこと、応援団の行動が全国演劇鑑
賞団体連絡会議の信用を棄損し、その業務に支障を来す事態に
発展していることをお知らせしました。有馬勇氏としては、貴
殿らにおいて、事実経過を正確に把握していただき、善処され
ることを期待して、前記の申し入れに及んだものです。
そうしたところ、「しのだづま考」応援団事務局長を名乗る
清原ふみ子氏を差出人とする2014年12月5日付の文書が
当職の事務所に郵送されてきました。この文書は、当方(有馬
勇氏およびその弁護団)に対し、唐突にも、公開討論会の開
催を呼びかけています。
しかし、第一に、清原ふみ子氏の文書にある公開討論会は、
有馬勇氏が差別発言を行ったと決めつけて、議論の前提とする
ものですが、当方は、差別発言など行っていないことについて
、申し入れ書(2014年9月1日付)及び添付資料におい
て、十分に説明を尽くしており、これ以上討論すべきことはあ
りません。
第二に、公開討論会なるものは、意見の異なるテーマについ
て、双方の意見をたたかわせ、聴衆に意見を披露し、その賛同
を得ることを競うものですが、本件のように一方的に「差別発
言を行った」と断定され、「傍観者は加害者だ」などと主張す
る側からの「公開討論」申し入れは不適切で、社会常識に反す
るものではないで しょうか。
したがって、当方は、このような公開討論会に応じる義務も
意思もありませんので、その旨を明言しておくことにします。
最後に、有馬勇氏の申し入れ書(2014年9月1日付)は
、演劇の発展を含め、社会的にも多方面でご活躍されている貴
殿らに信頼を寄せて、事実を正確に把握して頂けたならば、応
援団の行動についても善処して頂けると信じ、応援団の代表と
呼びかけ人の皆様に対し個々に申し入れを行ったものでありま
す。したがって、 書面についても、清原ふみ子氏ではなく、
貴殿ら個々に宛てて、発送するものとします。
敬具
□添付資料
・清原ふみ子氏を差出人とする2014年12月5日付の文書
・「公開討論会をしましょう!」と題するビラ
「しのだづま考」応援団
2014年12月19日
私たち応援団は公開の真摯な討論を求め続けています。
差別発言当事者阪和演劇鑑賞会事務局長有馬勇氏より、永六輔
さんをはじめ「応援団」の全呼びかけ人に「弁明に伺いたい」
との申し入れ書が届きました。そこで「呼びかけ人会」からは
公開討論会の提案を行い、12月15日までの回答を求めましたが
、未だ届きません。遅くなりましたが、応援団よりの文書を公
開します。
2014年12月5日
〒530-0047
大阪市北区西天満4丁目6番4号
堂島野村ビル6階
伊賀・笠松法律事務所
有馬勇氏弁護団主任弁護士
伊賀興一様
『しのだづま考』応援団呼びかけ人
大谷昭宏
鎌田慧
金城実
辛淑玉
角敏秀
中山千夏
ふじたあさや
拝復
先般はお便りを頂き有難うございました。貴殿から送付さ
れた「申し入れ書」に関するご回答を申し上げます。
『しのだづま考』応援団は中西和久氏の演劇活動を応援する
ために結成されたものです。
このたびの「四つの女の話」発言問題を「こじらせ」ている
原因は、この国ではいまだに民主主義が途半ばにあるというこ
とでしょう。
公益社団法人日本劇団協議会々長西川信廣氏がこの「四つの
女の話やろう」発言について、「私たち演劇をやるものは、た
とえ見解が違っても、また激しい議論になったとしても、向か
い合って直接自分の言葉で語り合うことが必要」と組織を代表
して述べておられるように「虚心坦懐」にことにあたれば難な
く解決することと存じます。
民主主義の根幹である「人権尊重」の基本理念が未だに確立
されていないことは残念の極みと言わざるを得ません。
<ご提案>
貴殿からの申し出に「直接に話が聞きたい、ということなれ
ば、是非ともお伺いしたいと存じます」とありますので、以下
の提案を致します。
(1) 公開討論会の設定
中西氏から伺った説明と、貴殿より寄せられた「申し入れ書」
の中身に著しい齟齬があると存じますので、有馬勇氏、中西和
久氏は勿論、『しのだづま考』応援団を含め、まずは公開での
討論会の設定をしていただきたい。
(2) 早急に日時場所の打ち合わせを望みます。
以上のことを提案致しますので、ご回答を本年12月15日までに
下記の事務局まで文書でお寄せください。
尚、永六輔氏は健康上の理由によりこのたびの提案文書にお名
前を掲載してはおりません。今後、他の「呼びかけ人」へのご
連絡も下記の事務局へお願いいたします。
敬具
〒104-0045
東京都中央区築地7-16-3-403
『しのだづま考』応援団事務局
事務局長 清原ふみ子
すべての人の人権がまもられる世に!
いま語る「しのだづま考」シンポジウム開催
☆と き:2015年1月28日(水)18:30〜20:30
☆ところ:西新宿・芸能花伝舎 稽古場S-3 (裏面に地図あり)
地下鉄丸ノ内線西新宿下車徒歩6分
(〒160-8374 東京都新宿区西新宿6−12−30
℡03-5909-3066)
☆参加費:無料(カンパ歓迎)
☆パネラー:鎌田慧(作家)
辛淑玉(人材育成コンサルタント)
金城実(彫刻家)
中西和久(俳優)
中西和久ひとり芝居『しのだづま考』に対し全国演劇鑑賞団
体連絡会(以下、演鑑連)幹部から「四つの女の話やろう?」
との極めて悪質な差別発言がなされました。
この発言は絶対に許せない、そして中西和久さんの演劇活動を
応援しようとの思いから、永六輔さんを代表に『しのだづま考
』応援団が2013年秋に結成されました。
これまで、演鑑連と公益社団法人日本劇団協議会(以下、劇
団協)等へあらゆる方法で対話を求めてきました。しかし、差
別発言当事者からはなぜか「社会常識に反する」との理由で、
演鑑連は「差別発言はなかった」との理由で拒否されました。
この間の現状報告もかねて今回は「応援団」の呼びかけでシン
ポジウムを開催いたします。演鑑連と劇団協へは今後も対話を
求め参加要請を続けていきます。
「応援団」にお入りいただいている皆さん、そしてこの事件に
ついて興味を持たれた方はどうぞ、ご友人・知人お誘いあわせ
の上、ご参集ください。
☆主催:『しのだづま考』応援団
東京都中央区築地7−16−3−403 応援団事務局
☆お問合せ:TEL:090-3474-0931(清原) FAX0
3−3545−0933
☆ ご参加いただける方は下記に記入のうえFAX、もしくは電話
でお知らせください。
当日ご参加も歓迎です。
シンポジウム参加申込(FAX03−3545−0933)
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お名前
お電話
ご住所 〒
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
差別発言事件の経緯はFacebook『しのだづま考』応援団&ホー
ムページ『しのだづま考』応援団をご参照ください。差別発言
の録音はYouTube「全国演鑑連幹部による部落差別発言事件」に
アップされています。
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