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国連自由権規約委員会は日本政府に何を求めたか 海渡 雄一(弁護士・日弁連自由権規約WG座長)

国連自由権規約委員会は日本政府に何を求めたか
=死刑・代用監獄・慰安婦・秘密保護法・ヘイトスピーチ・技能実習生・福島原発事故=
http://www.labornetjp.org/news/2014/0730kaido

      海渡 雄一(弁護士・日弁連自由権規約WG座長)

内容

第1 自由権規約委員会とは

1 本論考作成の目的
2 刑務所改革と自由権規約委員会
3 国連の複合的な人権システム
4 自由権規約委員会の第6回政府報告書審査

第2 審査の概観と国際人権保障に関する課題

1 これまでの課題と新たな課題
2 進まぬ国際人権保障システムの更新と克服の方向性―個人通報と国内人権機関
3 日本政府の対応が評価された事項

第3 主要事項として取り上げられた代用監獄と死刑制度

1 袴田事件にふれた発言が3人の委員からなされた
2 代用監獄の廃止を明確に求めた勧告
3 死刑制度の廃止を真剣に検討せよ

第4 表現自由と知る権利の危機に警鐘

1 人権保障には厳しい制約を
2 秘密保護法は情報へのアクセスの権利を定めた規約19条を満たしていない

第5 ジェンダーと性暴力、性的マイノリティについて

1 ジェンダー平等について
2 ジェンダーに基づく暴力及びドメスティック・バイオレンス
3 性的マイノリティ
4 慰安婦問題をめぐって

第6 外国人の人権と人種差別をめぐる課題

1 ヘイトスピーチの処罰を法制化せよ
2 人身取引と技能実習制度について
3 難民・入管収容など
4 ムスリムに対する監視について

第7 マイノリティの人権とその保護

1 精神病院における非自発的入院について
2 子どもに対する体罰
3 先住民
4 福島原発事故被害者

第8 審査を踏まえた政府と私たちの課題

1 かみしめるべきロドリー議長の最終発言
2 次の政府報告書提出期限は2018 年7 月31 日
3 フォローアップ条項に選ばれた死刑,慰安婦,技能実習生,代用監獄
4 政府との建設的な対話を深め、困難な状況でも前進を目指そう

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