7月15、16日にジュネーブ、国連の自由権規約委員会
日本の人権状況を、国連人権委員会がチェック!
http://www.labornetjp.org/news/2014/1404982656725staff01
来る7月15、16日にジュネーブにおいて、国連の自由権規約委員会
が6年ぶりに日本の人権状況を審査します。アムネスティも委員会
に事前にレポートを提出し、日本政府がとるべき対策について提言
しました。
■自由権規約とは?
自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)は、社会権
規約と並び、最も基本的な国際人権条約のひとつです。1966年に成
立し、日本は79年に批准しています。
自由権規約委員会は、自由権規約の締約国が、規約に規定されてい
る人権を保障しているか、保障するためにどのような対策を講じて
いるかを定期的に審査します。
審査前に、政府は委員会に報告書を提出し、委員会も政府に対して
質問を出します。NGOも人権状況に関する情報を委員会に提供する
ことができます。日本政府の報告書の審査直前には、委員がNGO関
係者と会合を持ち、直接情報提供を受ける機会があります。
■注目点は?
委員会の関心は多岐にわたりますが、とりわけ、死刑(生命に対す
る権利)や代用監獄(公正な裁判を受ける権利、拷問の禁止)への
関心の高さは、事前の質問の多さからもうかがえます。1日11~12
時間、20日以上にわたって取調べを受けた末にウソの自白をして死
刑判決を受け、この3月に48年ぶりに釈放された袴田巌さんの事件
を考えても、前回よりさらに鋭い質問が委員会から日本政府に突き
付けられるでしょう。
さらに、在日コリアンに対するヘイトスピーチや排外主義、昨年12
月に採決が強行された特定秘密保護法についても、多くのNGOが共
同で情報を委員会に提供しており、委員会が日本政府に対してどの
ような勧告を出すのか、注目されています。
日本の人権状況を包括的に、そして客観的に知る機会です。
ぜひ注目してください!
▽ダウンロードはこちら
「国連自由権規約委員会 第111会期 日本審査に向けた
アムネスティの提言書」(日本語訳版)
http://www.amnesty.or.jp/library/report/pdf/ICCPR2014.pdf
▽アムネスティでは、さまざまな報告書を発行しています。
以下で過去の報告書をご覧いただけます。
http://www.amnesty.or.jp/library/report/
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