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中西和久氏からの抗議に対する見解  2014年4日8日  全国演鑑連幹事会      

中西和久氏からの抗議に対する見解
                          2014年4日8日
                        全国演鑑連幹事会

 全国幹事会は、「日本演劇の民主的発展」と「差別発言」との整合性についての中西和久氏からの質問に端を発する一連の問題について、次のように考えます。

 中西和久氏の質問は、差別発言を行ったとされる当事者が事実を否定している状況の下で、事実があったことを前提としてなされたものでした。そのため、私たちがいかなる差別にも反対する立場であることを表明した上で、質問内容に対する回答は行わないという対応をしました。

 全国演鑑連を構成する演劇鑑賞団体は、芸術文化に関わる運動体として、演劇鑑賞という行為を通して人間性を高めることを一つの目的としており、差別や暴力といった人間性を貶める行為は、私たちの運動と相容れないものであることは言うまでもありません。

 私たちはこれまで、中西氏の主宰する京楽座を全国演鑑連の諸会議にお招きするなど鑑賞運動を進める上でのパートナーとして認識してきました。だからこそ多くのブロック、単位団体で、これまで京楽座の作品を例会に取り上げています。その作品の中には当然「しのだづま考」も含まれています。

 ところが中西氏は、全国会議の場で、差別の事実があったことを前提とした対応を全国事務局長に執拗に求め、満足いく回答が得られないと、差別発言した者を擁護している、差別を容認しているとして、各地の例会場周辺でのチラシ配布などにより、私たちが差別を容認、助長している団体であるという誤った認識を不特定多数の人々に拡げています。

 私たちは、このような中西氏の不当な行為に対して抗議の意思を表明するとともに、創造側と鑑賞側の立場の違いはあるとしても、共に演劇という芸術文化に携わる者として、話合いを通じて一刻も早く関係の修復が図られるよう期待するものです。

                                以上

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