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人権守る第三者機関を ハンセン病市民学会

人権守る第三者機関を ハンセン病市民学会閉幕2014年05月12日

http://kumanichi.com/news/local/main/20140512001.xhtml

人権守る第三者機関を ハンセン病市民学会閉幕の写真、図解
入所者の人権を守る制度について議論を交わすパネリスト=群馬県草津市
 ハンセン病市民学会(事務局・熊本市)の第10回総会と交流集会は11日、群馬県草津町の国立療養所・栗生楽泉園などで4分科会を開き閉幕した。入所者の人権をテーマに討論した分科会では、高齢化した自治会に代わり入所者の人権を守る第三者機関の設置などが提案された。

 同分科会には約80人が参加。邑久光明園(岡山県)の青木美憲副園長が、入所者の要望を医療・介護現場に生かす「ライフサポートチーム」と、療養所運営の中で人権侵害が生じていないかチェックする、外部機関設置の必要性を訴えた。

 同園のソーシャルワーカー坂手悦子さんは「連絡する家族がいない入所者も多い。延命治療や金銭の管理など職員だけでは判断できない問題もある」と指摘。2年前にサポートチームを立ち上げた沖縄愛楽園(名護市)の金城雅春自治会長は、終末期医療に関する希望を事前に聞き取り、病棟ではなく居室でみとりができるよう見直した事例を紹介した。

 このほか、官民一体で患者収容を進めた「無らい県運動」の分科会もあり、熊本県検証委員会の内田博文座長らが登壇した。

 来年の第11回集会は東京で開かれる予定。

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