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ハンセン病療養所「栗生楽泉園」 冊子一万部

人権回復の歴史 後世へ ハンセン病療養所「栗生楽泉園」 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130306/CK2013030602000165.html

2013年3月6日

 国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」(草津町)の入所者自治会が、施設を紹介する冊子を製作した。生活環境の変遷や、かつて全国で唯一あった懲罰施設「重監房」の全収監者名を掲載。自治会副会長の谺(こだま)雄二さん(80)は「私たちの遺言書。人権回復への血と汗が染み込んだ歴史を後世に伝えたい」と話している。

 楽泉園は一九三二年に開設、ピーク時は千三百人以上が入所した。現在も百人余りが生活しているが、平均年齢は八十三歳を超え、大半が介護を必要としている。

 三八年に重監房が設けられ、約十年間にわたり待遇に不満を訴えるなどした入所者を監禁、虐待した。「負の遺産として残してほしい」との入所者の要望を受け、厚生労働省は跡地に重監房を復元した資料館の設置を計画、二〇一四年のオープンを目指している。

 冊子はA4判全五十七ページ。重監房には十九ページを割き、コンクリート塀で囲まれて冬には氷点下二〇度にもなり、死亡者が相次いだなどと解説。遺族らの了解を得て収監者八十九人を実名で紹介し、収監時期や理由、死因など詳細を一覧に記した。

 谺さんは「これまでの冊子や書籍で実名は伏せられてきたが、紛れもない国家犯罪の被害者だ」としている。

 冊子は一万部を発行し、見学者らに配る。市民団体「群馬・ハンセン病訴訟を支援しともに生きる会」は資料館オープンに向け、施設の歴史や入所者の思いを次世代に語り継ぐボランティアガイドの育成を計画しており、教材として活用する。

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