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ネットの人権相談最多 昨年3113件、10年前の16倍

ネットの人権相談最多 昨年3113件、10年前の16倍

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012121202000258.html

2012年12月12日 夕刊

 インターネット掲示板で中傷されたなどとして、昨年一年間で全国の法務局に三千百十三件の人権相談が寄せられ、過去最多となったことが十二日、法務省への取材で分かった。ネットの普及を背景に相談件数は二〇〇一年の約十六倍に急増。法務局は被害者に代わって書き込みの削除要請もしており、「困っている人は連絡してほしい」と呼び掛けている。

 法務省人権擁護局によると、相談の内容は(1)掲示板で娘の名前を挙げて「きもい」「嫌われている」などと中傷された(2)自分の名前と年齢、風俗店に勤務していた過去を書き込まれた(3)携帯電話のメールアドレスが無断で掲載され、見知らぬ人からメールが数十通届いた-など。

 統計を取り始めた〇一年は百九十一件だったが、年々増加。昨年は〇一年の約十六倍に上った。

 法務局は昨年、六百二十四件が名誉毀損(きそん)やプライバシー侵害に当たる可能性があると判断。掲示板を運営するプロバイダー(接続業者)に書き込み削除を要請したり、発信者の情報開示を求めたりする方法を被害者にアドバイスした。こうした措置を取っても効果がないと本人が訴えた六十二件では、法務局が被害者に代わって削除を求め、六割以上が消された。

 千葉大の藤川大祐教授(教育方法学)は「『空気を読め』といわれるように、同質性を重んじる日本社会では話し合いを避ける傾向がある」と指摘。「気に入らないことがあれば議論して解決法を探るべきなのに、匿名で発信できるネットが普及したことで、一方的に身勝手な“制裁”を加え、鬱憤(うっぷん)を晴らすケースが増えているのではないか」と分析している。

 相談は無料で、全国の法務局で受け付ける。電話番号は共通で0570(003)110。








ネット被害の人権相談、最多に 法務局が代理で削除要請
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012121201000724.html

 インターネット掲示板で中傷されたなどとして、昨年1年間で全国の法務局に3113件の人権相談が寄せられ、過去最多となったことが12日、法務省への取材で分かった。ネットの普及を背景に相談件数は2001年の約16倍に急増。法務局は被害者に代わって書き込みの削除要請もしており「困っている人は連絡してほしい」と呼び掛けている。

 法務省人権擁護局によると、相談は(1)掲示板で娘の名前を挙げて「きもい」「嫌われている」と中傷(2)自分の名前と年齢、風俗店に勤務していた過去を書き込まれた(3)携帯電話メールアドレスが無断で掲載され、見知らぬ人からメールが届いた―など。

2012/12/12 09:51   【共同通信】

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