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いじめ相談が急増

いじめ相談が急増 和歌山地方法務局「子どもの人権20+ 件110番」 紀伊民報

http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=236306

(2012年08月03日更新)

 大津市の中2男子自殺をめぐる報道があった後、和歌山地方法務局の専用相談電話「子どもの人権20+ 件110番」にいじめに関する相談が急増している。

 子どもの人権20+ 件110番はいじめだけでなく、不登校や親による虐待などをいち早く発見し、解決に導くために全国で設置している。子どもだけでなく、大人も利用できる。

 2011年の同法務局の「110番」受け付けは343件で、いじめ関係は25件だった。相談員によると、今年の相談総数は前年並みだが、7月以降の相談はいじめ関係が半数以上を占めるという。

 7月22日に1日限定でいじめ専用の電話相談を設置したところ、5件の相談があり、「他の日は受け付けていないのか」と問い合わせもあった。

 いじめの相談は、学校の対応が不十分と訴える保護者からが大半。法務局は保護者と学校の間で仲介役を務めるほか、実際に対応が不十分な学校には改善を申し入れる。経過報告なども求めている。

 いじめを受けている本人からの相談は名前を名乗らない場合が多く、聞き出せない時は、保護者にいじめられていることを伝えるよう、勧めている。

 相談にあるいじめは「ブタ」や「死ね」という言葉をぶつけられたり、持ち物を隠されたりすることが多い。和歌山地方法務局は「人が嫌がることはいじめ。こういったことから、暴力、恐喝に発展する事例がある。相談さえあれば手助けできることがある。そのためにも、窓口をもっとアピールしたい」と話している。

 同法務局は小中学校に出張しての人権教室で、いじめがいかにひどいかを伝え、早期に相談するよう呼び掛けている。県内で年間100件程度の依頼があるという。

 県教委のいじめ相談専用電話も昨年7月に3件(いじめ1件)だった相談が、今年は17件(同6件)に増えた。内容に応じ、市町村教委に対応を要請している。県教委は「いじめに県民の関心が高まっている」と話している。

 県警のヤングテレホン・いじめ110番には11年に97件の相談があり、いじめ関係は8件だった。ただ、暴力や恐喝に発展したケースは警察相談として別に受けている。

 県警少年課は「自殺などにつながらないよう、警察もいじめ問題に積極的に取り組んでいる。まず相談してほしい」と話している。

 電話は子どもの人権20+ 件110番(0120・007・110)、県教委のいじめ相談専用電話(073・422・9961)、ヤングテレホン・いじめ110番(073・425・7867)。


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