大阪人権博物館、市の補助金も今年度限り
大阪人権博物館、市の補助金も今年度限り 存続困難に
http://www.asahi.com/politics/update/0603/OSK201206030001.html
大阪市の橋下徹市長は2日、2012年度の本格予算編成に向けた各部局との折衝で、大阪人権博物館(リバティおおさか、大阪市浪速区)の運営補助金を今年度限りで打ち切る方針を決めた。大阪府も同様に廃止方針を決めており、運営費の8割を両府市の補助金に依存する博物館の存続は厳しい状況となった。
橋下氏は、府知事だった2008年から「差別、人権などネガティブな部分が多い」などと主張し、展示内容の見直しを指示。これを受けて博物館側は展示をリニューアルしたが、松井知事と今年4月に視察した橋下氏は「子どもが夢や希望を抱ける展示になっていない」と批判していた。
橋下氏は会議後、報道陣に「ワンチャンスを与えたのに(見直しの指示に)沿ってやってくれなかった。今年度で収束してもらう」と、来年度からの補助打ち切りを明言した。今年度については、施設運営の最低限の経費として前年度比約600万円減の計4500万円を支出するという。
一方、2日の会議では、市が出資する大阪国際平和センター(ピースおおさか、同市中央区)への運営補助金などとして、今年度分約4600万円の支出が認められた。展示内容のリニューアルを検討中で、橋下氏は「ピースはこれからなので予算は必要」とした。
橋下市長「これが最後だ」人権博物館の補助金
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120602-OYT1T00755.htm
大阪市は2日、大阪府・市が出資する「大阪人権博物館(リバティおおさか)」(浪速区)について、2012年度限りで補助金を打ち切ることを決めた。
府も同様に補助金を廃止する方針で、運営費の9割を府市の補助金でまかなっている同博物館の存続は厳しくなった。
この日、12年度本格予算案編成に向けた市長と担当部局の折衝で決まった。12年度は前年度比で2割減の計1億600万円とする。
橋下徹市長は折衝後、報道陣に、「(今年度の補助金は)事業収束に向け、整理してもらうための費用。これが最後だ」と強調した。
リバティおおさかを巡っては、「大阪国際平和センター(ピースおおさか)」(中央区)と統合して「近現代史博物館」として刷新する構想が浮上している。
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