福教大:講演録に不適切発言
福教大:講演録に不適切発言 「講演録の配布で差別意識広げた」 調査委報告を発表 /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120331ddlk40100342000c.html
福岡教育大(宗像市)が発行した冊子などに同和地区に対する差別的な発言を含んだ講演録が掲載された問題で、大学は30日、調査委員会(委員長・川向秀武同大名誉教授)がまとめた報告を発表した。寺尾慎一学長は「重大な発言を関係者が疑問視しなかった点に問題がある。報告書の内容を学内で共有し、再発防止策を講じたい」と話した。
発言は09年、愛知県の私立大教授による講演の中であった。中学校教諭が保護者から金銭を要求された事例などを紹介。同和地区の中学校教諭から相談を受けた際「ここは学校なんかじゃない。アウシュビッツ」などと答えたという。講演録は計1861冊が小中学校などに送られ、11年2月に県を通して外部から問題を指摘されたという。
調査委は「教授の発言は差別的であることは明白で、講演録の配布は差別意識を広げるものだった」と指摘。外部からの指摘を受けとめる組織が機能していなかったことなどから、人権問題推進委員会の設置などを提言した。
〔福岡都市圏版〕
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