相談者の情報流出か 熊本弁護士会
相談者の情報流出か 熊本弁護士会
=2012/01/12付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/281543
熊本県弁護士会(高島剛一会長)は11日、同会の人権擁護委員会のメンバーが利用するインターネット上のメーリングリスト(ML)に第三者の3人が登録していたと発表した。人権救済10 件申し立てに関する相談者の名前や住所、相談内容などが閲覧可能な状態だったことから、情報漏れがないか調べている。
同会によると、MLは委員会への申し立てに関する情報交換のため2009年3月に開設。弁護士約10人が登録し、これまで92通のメールのやりとりがあった。管理者の男性弁護士が開設の際、閲覧制限の設定を怠ったため、誰でも登録できるようになっていたという。
第三者3人のうち2人は今年に入って登録。残る1人は10年1月に登録していた。3人はやりとりしたメールをすべて閲覧することが可能だったという。今月6日に報道機関からの指摘で発覚。同日中に関係者以外は閲覧できないように設定変更し、3人をMLから排除した。3人と連絡は取れていないという。
これまで、個人情報悪用の被害は確認されていないが、申し立て関係者に高島会長が謝罪した。日弁連は昨年12月、全国の弁護士に情報管理の徹底を要請したが、管理者の男性弁護士は「設定など確認しなかった」と話したという。
記者会見した高島会長は「情報流出の危険性を軽視していた。個人情報を扱う立場なのに申し訳ない」と語った。
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