生活保護相談の市民に「虫けら」 大阪・豊中市嘱託職員
「暴言」は人権侵害 弁護士会が勧告書
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111101-857724.html
大阪府豊中市の同市役所庄内出張所を訪れた生活保護受給者の50代の男性に対し、元警察官の嘱託職員が暴言を発したのは「人格権の侵害に該当する」として、大阪弁護士会が同市に勧告書を出していたことが1日、分かった。
同弁護士会によると、勧告書は10月31日付。2009年10月、男性は出張所で、生活保護費の支給が遅れていることに抗議。大声を上げるなどした際、職員数人とともに対応した元警察官が「虫けら」などと暴言を吐いた。
豊中市によると「虫けら」との発言は確認できていないが、対応で不快な思いをさせたとして男性に謝罪した。
同弁護士会は10月31日、大阪刑務所(堺市)で男性受刑者の調髪に使うバリカンの消毒処置が不適切として内規を改定するよう勧告書も出した。(共同)
[2011年11月1日22時10分]
生活保護相談の市民に「虫けら」 大阪・豊中市嘱託職員
http://www.asahi.com/national/update/1101/OSK201111010223.html
大阪府豊中市役所の嘱託職員が市民に暴言を浴びせたとして、大阪弁護士会は1日、市に再発防止を求める勧告書を送ったと発表した。
弁護士会は先月31日付の勧告書で、職員が2009年10月、「生活保護の支給が遅れている」と訴えた50代の男性に出張所の個室で応対した際、「虫けら」などと大声で暴言を浴びせたと指摘。男性の自尊心や名誉を傷つけ、人格権を侵害したとしている。
職員は府警OBで、本来の担当職員に同行する形で個室にいた。男性へのこうした対応について、勧告書は「市は(府警OBに)ボディーガード的な役割を期待しており、人権侵害を市も黙認した側面がある」と指摘している。
これに対し、市生活福祉課は朝日新聞などの取材に虫けらという発言は確認できていないとしたうえで、「大声を出すなどの不適切な対応はあった。指導を徹底したい」と説明した。
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