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菅直人首相の退陣“ほのめかし”発言?

菅、鳩「退陣合意」は仙谷・枝野の巧妙なワナだった!?


2011年6月4日(土)17時0分配信 夕刊フジ 

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20110604018/1.htm

 菅直人首相の退陣“ほのめかし”発言は、民主党の枝野幸男官房長官、仙谷由人正副官房長官、岡田克也幹事長ら政府・民主党の幹部が仕組んだ、巧妙な戦術だったことが4日までに明らかになった。鳩山由紀夫前首相が首相との直接会談で取りつけた“言質”であればこそ、小沢一郎元代表の反菅グループも、自主投票に方向転換したが、首相サイドが1枚も2枚も上手だったのか。東日本大震災の被災者そっちのけで繰り広げられた、豪腕&ルーピーと、ペテン師の化かし合いの真相とは-。

 「許し難いペテン師」

 「男として、人間として、あるまじき態度」

 不信任案否決から一夜明けた3日、夕刊フジの単独インタビューに応じた鳩山氏は、“合意”したはずの退陣時期を先延ばしする菅首相の姿勢を厳しく断じたが、すべてはあとの祭り。

 小沢、鳩山両氏を中心に展開したはずの、内閣不信任案採決をめぐる攻防。否決に大きく響いた首相の「退陣発言」や、日付もない“合意文書”の署名拒否も、すべては菅首相を中心とする政府・民主党執行部の筋書き通りだった。

 1日夜、小沢氏と小沢氏に近い議員計71人は都内のホテルに結集し、「不信任案可決」に向けて気勢をあげていた。鳩山氏も賛成票を投じる意志を固めるなど、その数は次第に増え、メディアでは、可決に必要な造反数81を突破するのではとの見方も出始めていた。

 同じ1日夜、事態を深刻に受け止めた岡田氏、枝野氏、仙谷氏ら政府・民主党の幹部10人が集まり、必死に、票読みと対抗策を練っていた。

 衆院の民主党会派はその時点で305人。53人までなら、議員が欠けても委員長ポストを独占し、委員数でも野党を下回らない安定多数252人を維持できる。

 「造反が40~50人までなら、不信任案の賛成者を即日除籍の厳罰処分とする“小沢切り”が決まった」(政府筋)

 しかし、小沢グループら“反乱軍”の勢力が67人を超えた場合、衆院の単独過半数を失うことになることから、採決ギリギリまで反対に転じるよう説得する方針も確認。作戦として、不信任案の採決が行われる2日の衆院本会議後に、臨時閣議の開催を決定した。

 「可決すれば最後の切り札である衆院の解散を断行すると確認する閣議-と連想させようとしたのです」(同)

 そして浮上したのが、“造反予備軍”の軟化を誘う手段として、採決直前、2日昼の党代議士会で、菅首相が「退陣」をほのめかすという案だったのだ。

 反乱軍や反乱予備軍の軟化を狙うメンバーらは首相発言の内容を調整。最後は菅首相自ら筆を入れたうえで、合意文書とはまったく無関係に、同日朝、芝博一首相補佐官から岡田氏らにメール送信されていた。

 この時、首相が信頼する北沢俊美防衛相や、鳩山氏に近い平野博文元官房長官は、同時進行状態で、まったく別の動きを見せていた。

 後に首相と鳩山氏の間で交わす3項目の「確認事項」の文案を作成していたが、岡田氏、枝野氏らの動きは知らなかった。

 「2人は鳩山氏の不信任案賛成の表明で、党分裂の危機感を強く抱き、文書合意による首相退陣と引き換えの不信任案反対という筋書きの素案を作った実動部隊。文案作成は、皮肉にも幹部10人の会議が行われていた1日夜、同じホテルの別室で行われており、結果として、幹部らの反乱軍懐柔作戦を補強するための文書を、彼らのすぐ側でせっせと作成していたことになる」(民主党中堅議員)

 同日午前11時すぎ。鳩山氏が平野氏を伴って官邸に文書を持参。首相は立会人として岡田氏を呼んだ。すでに、退陣“ほのめかし”発言による延命の筋書きが出来上がっていた首相にとって、退陣の文言も日付もない文書は正しく渡りに船の存在。高笑いをこらえる様子が目に浮かぶようだ。

 署名と引き換えに、不信任案反対の呼びかけを持ちかける鳩山氏に対し、首相は、「2人の信頼関係の中ですから(署名がなくとも)まったく問題ありません」とピシャリ。鳩山氏が折れた瞬間、首相の延命は完全に決定づけられた。

 こうして迎えた2日正午の党代議士会。合意文書とは無関係に、退陣“ほのめかし”発言を行った首相に対し、鳩山氏は合意文書が前提であると妄信し、反対票の投票を呼びかけ。小沢氏の自主投票発言も相まって、流れは幹部の読み通り一気に不信任案反対へ加速し、否決に舵が切られたのだ。

 巧妙なワナとも言える仕掛け。その後の首相の豹変を見抜いた人物もいる。野党多数の参院の円滑運営のために、首相が身を引くことを期待していた輿石東参院議員会長は、首相が最後まで退陣時期を明確にしなかったことを確認すると、電話で平野氏を怒鳴り上げたという。しかし、時遅しだった。

長尾たかしの・・・未来へのメッセージ
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「4つの課題」    ※10:50加筆しました。
2011-06-02 00:49:46 | 国会

不信任案が提出された。

7月3日解散総選挙を前提にこれを記している。

国会内はおもちゃ箱をひっくり返したような状況で、やたらと人の出入りが多い。電話も鳴りっぱなし、メールの嵐。漏れ伝わる、執行部による「解散」をカードにした説得工作はあまりにも幼稚すぎると思っている。

早かれ遅かれ総選挙はある。どの政党がどれだけ議席を増やしたか否かについては、マスコミをはじめ一般世論の最大関心事だと思うが、その辺の覚悟は多くの議員が出来ていると思っている。このままでは、選挙には負ける。確実に落選する。当然である。誰もがわかっている。だから、説得のカードにはならない。このブログへコメントを頂いている方からも「このままでは、あなたは落選、だから民主党を出て・・・・」とご心配を頂いており有り難いが、本音を言えば、向かい合っている大問題に比べれば、自分の足下の問題であると思っている。1000年に一度ならば、1000年に一度の節目の仕事をしたい。次の選挙のことは、次の選挙への「突入の仕方」によって、対処が変わってくると腹を括っている。

むしろ、不信任案に賛成するか否かについて「人質」となっているのは、解散という足下の問題ではなく、国会の延長と、公債特例法、復興基本法、二次補正予算の成立という「4つの課題」である。実質的中身や運用は幾らでも修正できる。成立が遅れてはならないのである。

「4つの課題」が解決されていない状態での不信任提出と、解決済みの状態での提出とでは、全く対応が違ってくる。残念ながら、今回は自民党の「谷垣おろし」の影響で解決前のこの時期となってしまった。親しくさせて頂いている自民党議員とエレベーターで「提出が少し早かったですねぇ」とぼやくと、「うちも情けないっすから」と、お互い苦い顔を見合わせてしまった。「首を取る」ということに対し、成るものも成らなくなったという、最悪のタイミングであるという共通の認識。

不信任が否決された場合、民主党内の賛成組は党を割って出るだろう。民主党は過半数が危うくなり運営が厳しくなる。ねじれは当然解消されない。まさか、16人のように「慰留」という判断でもすれば、お互い更に最悪。この際、総理から復旧復興に関する権限を取り上げて、「民自公・期限付きの復興大連立」を組むことしか国難は乗り切れない。野党の与党経験者に活躍して頂く必要がある。ただ、この場合、菅総理では組めないという公明党との問題が残るし、当の総理を説得しなければならない。説得し、何が何でも早期に復興大臣を任命し、復興庁を立ち上げなければ、不信任否決の意味がない。復興に向けての大筋の骨子は比較的短期間で可能という予想。あとは運用を事務方が県・市町村としっかりと行う。総選挙になれば民自公3党での選挙協力は考えられないので、役割を終えると同時に、連立は短期で解消。この時、総選挙へどのような突入の仕方となるのか。もう一幕、ふた幕予想されてしかるべきだと思う。

不信任が可決された場合。菅総理は間違いなく衆議院を解散する。大震災の影響を考えればそれは出来ない、、、、、、、いや、常識は通用しない。解散する。民主党は壊滅。それは喜ばしいと考える方もいらっしゃるだろう。残念だが、よくわかる。しかし、打倒民主党が達成されるだけで、それ以外に生まれるものはない。1000年に一度の国難のこの時、解散総選挙を行うという政治的判断を、世界はどう見るだろう。被災者はどう見るだろう。「4つの課題」が確実に遅れる。復興に向けて、「スピードが大切」というこれまでの姿勢が確実に崩れることになる。永田町の住人がどうなろうと、そんなことは小さなこと。

忘れてならないのは、世界からの視線、被災者の気持ちである。これが今、与党としての評価は最悪であるということは重々承知。それよりも、政局に現を抜かしている場合かということである。可決に動いた勢力は、後生においてどの様な評価を受けるだろう。解散をした総理と共に、その結果を導いてしまった責任を逃れることは出来ない。だから、私は本音を言えば、「4つの課題」が解決してからの提出を望んでいた。

私はこのタイミングでの不信任には賛成できない。この判断に対して、多くのご批判を頂くだろう。菅総理が一刻でも早く退任することが、我が国にとって「最小不幸社会」のためであると思う心に一点の曇りもない。しかし、不信任には反対。外から見れば確実に矛盾している。

どのみち、菅直人という衆議院議員を総理大臣にしてしまったということについて、民主党所属衆議院議員として、その責任を問われていると自覚している。加えて、そのことに対し、ケジメを付けなければならないと思っている。今は、菅直人を総理にしてしまった責任、今回の不信任反対により、非難を浴びることを覚悟している。

この判断をするにあたり、私は地元支援者の皆さんとたくさんの意見交換をしてきた。メールでの意見交換もすべてではないが対応させて頂いた。また、今回の東日本大震災をきっかけにご縁を頂いた被災地の皆さんのお声も聞いてきた。重大な政局に接し、「顔の見える方々」との意見交換を元に判断したという自負がある。ただ、「顔の見えないご意見」については、ひとつひとつお答え致しかねることをお詫びしたい。いつでも、長尾たかし事務所にご連絡頂きたい。回答をお求めの場合は、私への直接電話が有り難い。メールを頂いても読ませて頂くだけで、返信の為キーボードに向かう時間は殆どない。このブログのコメント欄に対し双方向のやりとりは不可能であるとご勘弁頂きたい。

不信任は現時点では可決されるだろう。私は政局の時ではないと、スジを通す。その上で解散総選挙を覚悟した。

以上、素直な気持ちを記させて頂いた。

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以下、加筆。

執行部サイドは、否決されると思っている。党内賛成サイドは、解散しないと思っている。これは、悪の連鎖である。

・否決→党分裂→責任を取って菅辞任→民主党下野→復興大連立→連立解消→解散総選挙。
・否決され党分裂した場合、執行部へその責任を追及。辞任要求。それでも、辞任しない場合は、「脱藩」という選択肢もあり得る。

このシナリオで最期の最期まで、努めて行動する。

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