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ハンセン病患者専用の刑務所跡 保存署名10万人突破

ハンセン病患者専用の刑務所跡 保存署名10万人突破
2010年12月15日 00:19

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/215634

 全国で唯一ハンセン病患者専用の刑務所だった熊本県合志市の旧熊本刑務所菊池医療刑務支所跡を、差別の歴史を伝える場として保存するよう求める署名が14日、10万人を突破した。隣接する国立ハンセン病療養所菊池恵楓(けいふう)園の入所者などでつくる「菊池恵楓園の将来を考える会」が9カ月で目標を達成した。考える会は来年、この署名を国会に提出し、刑務支所跡を人権啓発施設として整備するよう訴える。

 刑務支所は1997年に閉鎖され、今も庁舎や職員宿舎、コンクリート塀などが残る。財務省は土地を売却する予定だったが、恵楓園の入所者が保存を強く求めたため2008年9月、いったん決めた公売を中止した。しかしその後、保存への動きは進んでいない。

 考える会は今年4月から10万人を目標に署名を集めた。街頭や講演会、ハンセン病をテーマにした映画の上映会などで呼び掛け、熊本県や県内45市町村の首長や議長にも協力を求めた。熊本県を中心に全国から集まり、14日現在で10万540人分。さらに増える見通しという。

 菊池恵楓園入所者自治会の志村康副会長(77)は「善意のすごさを実感した。刑務支所はハンセン病患者が司法の世界でも差別的に扱われたことを象徴する施設。人権の尊さを伝える施設として残してほしい」と話している。

=2010/12/15付 西日本新聞朝刊=

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