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『日本共産党vs.部落解放同盟 』

『日本共産党vs.部落解放同盟 』(モナド新書: 253ページ 、出版社: にんげん出版 2010/10)。

目次は、第1章蜜月の時代に生まれていた対立の萌芽、第2章同和対策は毒まんじゅうか―解放同盟内での対立、第3章矢田事件、八鹿事件―同盟と党の暴力的対立、第4章全面的な路線対立・組織対立へ、第5章部落解消論と利権問題、補論日本共産党と部落解放同盟対立の歴史的・社会的背景。

 筆坂秀世氏(2005年日本共産党離党)と作家・宮崎学氏の対談などでまとめられている。
「解放同盟には、自らを糺す力も残っていない」「自然消滅です」「共産党だって・・・倒産寸前ですよ」というのが結論。

「解同」が「麻生太郎の野中広務に対する差別発言」をなぜ糾弾しなかったのか。亀井久興(現・国民新党顧問)は事実だとして「ニューヨークタイムズ」(2009年1月15日付け)で証言しているにも関わらず、と指摘する。

 宮崎氏(1945年京都生まれ。父は伏見のヤクザ寺村組組長。早稲田大学中退。早大在学中は共産党系ゲバルト部隊隊長)の体験、補論を記した大窪一志氏も同様の体験も持つ。それは「自壊した闘争」との価値観を共有し、「差別」「覇権」「前衛」「革命」を論ずる。

 「部落解放理論」をめぐる「評価」は、日本社会と「部落」の変化をふまえてこそ導き出されるものではないか。「部落問題は社会問題として基本的に解決した」との考えを「差別はもうない」と単純化する論法には悪意すら感じる。

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