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久留米・差別文書 トラブルの内容がわからない。文書差し出し行動の動機解明が語られない異常。

久留米・差別文書 教諭「人権意識にゆがみ」 初公判で結審 1年6月求刑
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/165478

2010年4月15日 13:31 
 福岡県久留米市で教え子宅に被差別部落を中傷する文書を送り付けたとして、脅迫罪に問われた高校教諭吉田威(たけし)被告(37)の初公判が15日、福岡地裁久留米支部(長倉哲夫裁判官)で開かれ、吉田被告は起訴内容を認めた。検察側は「差別をなくすべく指導する高校教諭の立場にありながら(差別文書を送った)責任は重く、社会的影響も大きい」として懲役1年6月を求刑。弁護側は深く反省しているとして寛大な判決を求め、即日結審した。判決は27日に言い渡される予定。

 吉田被告は被告人質問で、生徒指導をめぐり父親とトラブルになり「怒りのまま出してしまった」と動機を振り返った。部落差別の言葉を使ったことについて「何十回と研修を受けてきたのに、人権意識に甘さやゆがみがあった」と語った。また「被害者をはじめこの事件で被害を与えたすべての方に申し訳なく思っている。早く直接謝罪がしたい」と繰り返した。

 検察側は被害者の供述調書の一部を読み上げ、「心が手でにぎりつぶされるような気持ちがした」「差別の根の深さを思った」「周りの人への不信感を抱いた」など、文書を受け取ったときの心情を明らかにした。被害者が事件の影響で十二指腸潰瘍(かいよう)と診断されたことも指摘。論告では「執拗(しつよう)かつ陰湿で悪質な犯罪。再犯のおそれもある」と述べた。

 被告への質問で、事件の背景に吉田被告の「強い正義感」があったことを訴えようとする弁護側の動きに関連して、長倉裁判官が被告を「勘違いするといけない。自分のしたことが卑劣で陰湿だったことが分かりますか。人間として考え直すことがいっぱいありますよね」と諭す場面があった。

 起訴状によると、吉田被告は生徒の指導をめぐって父親とトラブルになって、昨年9-10月、被差別部落を中傷する内容のはがきや封書6通を送り、父親本人やその家族を脅迫したとされる。

=2010/04/15付 西日本新聞夕刊=


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