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百里基地の拡張でしかない。茨城空港。

壮大なムダ 茨城空港を造った責任者出てこいっ!

2009年12月6日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02043871/1.htm

●大甘需要予測の張本人は国交省の元ドン

 来年3月に開港予定の茨城空港が、目も当てられない状況になってきた。空港ターミナルに出店予定だった飲食業と菓子販売業の地元2社が「今のままでは赤字は歴然」と、出店見送りを検討。空港側は交渉を続けているが、「食堂もねぇ、土産屋もねぇ」という“お寒い”惨状のまま、新空港がスタートする公算が大きくなっている。

 地元企業が出店をためらうのもムリはない。開港を4カ月後に控えているのに、手を挙げる国内の航空会社はゼロ。決まったのは、アシアナ航空のソウル便のみで1日1往復に限られる。想定利用客数は、搭乗率75%と高めに見積もっても年間7万7000人に過ぎない。

 それなのに、旧運輸省は99年、「年間80万7000人の旅客が見込める」なんて夢みたいな需要予測を立てていたのだ。「札幌、大阪、福岡、那覇へ1日4便就航」「水戸―札幌の移動で羽田を使う場合より2時間短縮」「県民の利便性向上」とアピールしていたのだからヒドいものだ。大ウソをついて、空港を着工させたのである。

「空港本体の工事費は220億円、隣接地に増設した産業団地の整備費は100億円に上ります。アクセス道路や公園の整備などを含めると、国と県合わせて総額780億円ものカネが投じられたのです。これだけのカネをかけながら、空港はオープン前から惨憺たるありさまで、産業団地に進出企業はありません。潤ったのは、建設費に群がった土建業界だけです」(地元関係者)

 そもそも誰が茨城の空港なんて利用するものか。県南部の住民は羽田や成田を利用した方が便利だし、北部は福島空港が近い。

 まさに「責任者出てこい!」ではないか。

「空港建設の旗振り役は、自民党の額賀元財務相でした。鹿島沖など他の候補地に対して航空自衛隊・百里基地との官民共用案を推進。基地のある小美玉市は、額賀氏の選挙区です」(航空行政事情通)

 共用案を96年の第7次空港整備5カ年計画で採択したのは、当時運輸省の航空局長だった黒野匡彦氏。黒野氏は後に運輸事務次官まで上り詰め、民営化された成田国際空港会社の初代社長に“天下り”した航空官僚のドンだ。

「いまも成田の取締役特別顧問として、後輩官僚にニラミを利かせています」(国交省関係者)

 前出の甘~い需要予測は、黒野氏が次官在任中にまとめられた。国民に謝罪して欲しいものだ。

(日刊ゲンダイ2009年12月3日掲載)

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