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意外に深刻な公明党 なるほど。が、議席数維持は並ではない。

意外に深刻な公明党

2009年7月21日(火)17時0分配信 産経新聞

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/sankei-e20090721001/1.htm

 当たり前のことだが、大きなニュースが飛び込んでくると、新聞社の編集局内は途端に騒がしくなる。突発的な大事件、大事故はもちろん、総選挙の投開票日や内閣改造の日など、新聞社は一種の興奮状態に包まれる。

 最近では、東京都議会議員選挙の開票があった7月12日夜がそうだった。自民党敗北は予想の範囲内だったとはいえ、編集局内は活況を呈し、朝刊1面には「自公過半数割れ」「民主第一党、54議席」の大きな見出しが躍った。

 さて、それから1週間が過ぎた。興奮が冷めて、落ち着いてもう一度、選挙結果を振り返ってみると、熱気に包まれた投開票日当日には見えなかったいろいろなことが見えてくる。

 まず、開票結果を眺めて、「おやっ」と思うのは、議席数を激減させた自民党や共産党の総得票数が前回都議選(平成17年)よりも、逆に増えている点である。10議席減で「惨敗」と評された自民党は約12万票増、5議席減らした共産党も約2万7000票を上積みしているのだ。

 ただ、この数字をみて、自民党や共産党に勢いがあると考えるのは早とちりである。

 なぜなら、両党の得票が増えた原因のひとつは、投票率の上昇にあるからだ。今回の投票率(54・49%)は前回よりも10ポイント以上高く、有効投票総数は前回より126万5000票も多い563万4000票だった。

 その増加分を各党が分け合ったのだが、その大部分を吸収したとみられるのが民主党。このため、自民、共産両党は得票数を増やしたのに、それ以上に票を伸ばした民主党に負けたのだ。

 ところで、この開票結果でもうひとつ気になることがある。ほとんどの党が得票を伸ばす中で、全候補者を当選させた公明党が実は票を減らしている点である。

 公明党が選挙上手なのはよく知られており、勝てそうな選挙区に勝てそうな人数の候補者を立てて全候補者当選を目指す。今回もそれがうまくいって、前回と同じ23議席を確保した。実に見事と言うほかはない。

 だが、公明党の得票は前回78万6000票に対して、今回は74万3000票。約4万3000票の減少である。多くの政党が得票を増やす中で、得票を減らしたという事実は重い。議席数維持という表面上の勝利にもかかわらず、公明党にとって、事態は意外に深刻なのではないか。(

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