部落解放県企業連合会(企業連)への優遇措置を廃止 鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20090423ddlk31010655000c.html
県:同和対策の優遇廃止 建設工事、6月からの入札で /鳥取
県は6月から建設工事の入札制度を改め、部落解放県企業連合会(企業連)への優遇措置を廃止する。入札で同様の措置をとっているのは全国でも鳥取県だけだった。行財政改革で公共工事の受注が減少する中、公平性を重視したという。
現行の指名競争入札は最高200点。評価項目には、応札額や工事成績、技術者数などのほか、「地域貢献度」として10~マイナス10点の配点があった。このうち加点項目として「同和問題解決への積極的な取り組み」があり、人権研修に参加するなど県総合事務所が指定する研修などを受講した企業連会員に5点加点していた。
また、競争入札参加資格の格付けも、全国統一の経営規模などの評価に県独自の審査を加味。最高385点の県の審査で、県が指定する研修を受講した企業連会員に3点を加点してきた。
県土総務課によると、企業連へのこうした優遇措置が始まった経緯は不明という。加点措置をすべて廃止する。同課は「公平公正な入札制度」を強調している。企業連の合意は得ていないという。
一方、約500社が加盟する企業連の中田幸雄・事務局長代行は「今後は自立していかなければ」と話した。
毎日新聞 2009年4月23日 地方版
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