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子どもの権利を基盤にしない「人権教育」は「人権」嫌いの子を作る

永六通信 №2 2008.7.19

青木永六・四国中央市議

http://aoki-eiroku.org/tuusin/tuusin.html#2
~土居中学校の同和教育押しつけ問題(『愛媛民報』2008.7.13より)~


私が6月議会でも取り上げた、土居中学校の同和教育問題が大きな批判を呼んでいます。
以下は、「愛媛民報」(2008.7.13)に掲載された記事です。

土居中学校・同和教育押しつけに保護者から批判の声
総合学習や道徳の時間はすべて同和

 「総合字習の時間や道徳の時間は同和教育ばかり。子どもに強制する教育はやめてほしい」――。四国中央市の土居中学校の同和教育がいま大きな問題となっています。「同和の時間は先生が認める発言しかできない」などと子どもたちが苦しめられています。「押しつけの同和教育の推進はやめよ」「『自由と民主主義』が保障された教育を」と住民の声が高まっています。

 「総合学習や道徳の時間ほすべて同和教育。先生が気に入る発言しか認められず、子どもが本音を言えなくなっている」と話すのほ、土居中に通う子どもの保護者。
  「学校に意見を言えば、内申書に響くのでほないかと心配で親として何も言えません。子どもが学校にいる3年間ほ我慢しようとあきらめていいます」と言います。
  土居中でほ「人権同和教育」と称して全校人権集会や学年人権集会、同和教育参観日などを積極的に行っています。
  インターネットのブ口グには、「毎年、生徒集会で提案される文化祭の復活は『時間がない』との理由で却下される。全校人権集会を他校並みに少なくすれば時間はあるのでほないか」「同和教育参観日に発表する内容を教師にチェックされ、何度も書き直された。自分の意見ではなくなってしまった」「同和教育で意見が間違っていると判断されると先生に怒鳴られる」などの書き込みがあります。
  「人権同和教育」として積極的に推進している一つが、上居住民でつくる「ゆるさんど会」主催の「差別をゆるさんど行進」。毎年開催し、ことしは今月26日に行う予定です。
  「日常生活での差別と差別につながる事柄を許さない地域社会をつくっていく」ことがその開催理由。
  昨年は、230人が「部落差別反対」とシュプレヒコールを上げながら、土居地区内約30キロを歩きました。
  土居に住む元教員の男性は、「『ゆるさんど行進』は子どもたちがたくさん動員されている。部落差別は解消する過程にあるのに、人権対策協議会や、学校が同和教育を強力に進めることで、部落差別を際立たせている。現実の流れと逆行するものだ」と批判します。

共産党市議が土居中を調査

 日本共産党の青木永六市議は6月議会で一般質問し、「すべての教師と生徒が自由な発言ができるようにするのが教育だ。上居中では運動団体と一体の同和教育が推進されている。教育は政治や運動団体から一線を画した中立性、独立性が求められる。教育の中立性からも『ゆるさんど行進』には子どもたちを参加させるべきではない」と求めました。
  6月19日には、日本共産党の三谷つぎむ、鈴木亮祐、青木市議が土居中を訪れ、人権同和教育の調査を行いました。
  日本共産党市議団はこれまでも「同和問題」だけを特殊化、別格化した教育は行うべきではないと再三議会でも強く主張しています。
  青木市議は、「土居中では同和教育に『不熱心、批判的』だとして、教師や生徒が土居中の幹部教師集団によっていじめられていた問題もある。『顕現教育』(事実上の部落民宣言)や、住民を脅しつけるような人権対策協議会のやり方が、こういう問題を引き起こしたのではないか。いまの同和教育のゆがみだ。被害者救済、『自由と民主主義』が保障された教育の実現に向けて奮闘していきたい」と語っています。

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