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 ■人権擁護法案(焦点法案)?

民主党がまとめた「169回通常国会の論戦ポイント」
2008/01/24 18:00
国を憂い、われとわが身を甘やかすの記

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/460632/

 本日は、23日開催の民主党「次の内閣」でネクスト大臣たちに配布された「169回通常国会の論戦ポイント」の中から、私が関心を覚えたものをちょっと抜粋して紹介します。各法案や政策への民主党の考え方、スタンスと、国会でどう追及するつもりであるかが何となく分かると思います。いつもは長々と前ふりを書く私ですが、きょうは(ろくに働いてもいないのに)ちょっと疲れ気味なので早速…。

 ■人権擁護法案(焦点法案)
  ・政府は、2002年に提出され2003年に廃案となった政府案の再提出を検討しているが、与党内に反対意見があり、その後再提出していない。民主党は、人権委員会のあり方について、国連人権小委員会の提案する原則(パリ原則)に則った独立性を確保すること、報道機関を特別救済手続の対象から除くこと等を盛り込んだ民主党案を2005年に提出した(解散により廃案)。党部落解放推進委員会などと意思疎通を図りつつ対応を検討中。

 ■民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別氏等法案)
  ・婚姻制度に関し選択的夫婦別氏制の導入、婚姻最低年齢及び再婚禁止期間の見直し等を行い、相続制度に関し、摘出(※ママ、嫡出の間違いか)でない子の相続分を摘出である子の相続分と同一とする等の措置を定める。
  ・累次に渡り提出してきた法案であり、参議院で再提出、審議入りも検討課題。
  ・自民党内では慎重論も多く、家族観について意見が分かれている。

 ■教員数拡充法案
  ・行革推進法で定める教職員数の削減、及び人材確保法の見直し規定等を削除し、少人数学級編成の推進、教職員数の拡充を図るもの。
  ・政府は、08年度予算で「行革推進法を改正しない範囲内での措置」として、教職員数1195人増を決定し、閣法の提出も予定しているが、不十分で、数合わせ・場当たり感は否めない。民主党は、教育現場からの要望に応え、子どもと向き合う時間を増やすべきとの考えから、昨年11月に、衆議院へ法案を提出した。

 …まだいろいろとあるのですが、きょうは根気が続かないのでこの程度でお茶を濁したいと思います。人権擁護法案は「焦点法案」という位置づけです。この「論戦ポイン」トには外国人地方参政権に関する記述はありませんでしたが、公明党の北側幹事長は昨日の記者会見で次のように述べていますし、引き続き要注意ですね。

 《記者 民主党が外国人参政権の付与について、党内でまとまり次第通常国会に法案を出す準備をしている。公明党は、外国人参政権を必要と主張し、今も法案が継続審議となっているが、公明党として民主党が法案を提出することにどのような感想をお持ちか。

 北側氏 いや、もうぜひね、党内まとめていただいて提出してもらいたいと、期待をし
てます。これまでは、民主党の中も両論あったんですよ。なかなか民主党の中も反対
論おっしゃる方もいらっしゃったわけですね。これも、単に政局の道具に使うというのではなくて、政策論、また、我が国の開かれた社会というものを、示していくという観点からも、私はぜひ、この永住外国人の地方選挙権付与法案、わが党が今、議員立法で提出しているこの法案についてはね、早く成立ができるように私どもとしては、期待をしております。そういう意味で民主党の中でどういう案をまとめられるか分かりませんが、まとめていただくならばこれは私たちは歓迎でございます。

 記者 法案提出した場合は成立に向けて民主党と…。自民党にも反対勢力があると思うが

 北側氏 自民党内にもですね、私はもう今までも言ってます。自民党のしかるべき方々に、この法案についてさまざまな理由を申し述べましてね、ぜひ、早く成立できるように、党内の論議をしていただき、まとめていただきたいということは申しあげてい
るつもりでございます。特に、森元総理にも直接私自身、申しあげたこともございま
す。

 記者 自民党を説得していく?

 北側氏 もうぜひ、自民党内についてもご理解がいただけるようにお願いしたいと思ってます。》

 …話はまた飛びますが、きょうは新テロ対策特別措置法に基づきインド洋に派遣される護衛艦「むらさめ」が海上自衛隊の横須賀基地から出稿し、長い旅路につきました。出港行事には、石破防衛相や安倍前首相のほか、この法律に反対した民主党議員たちも出席しましたが、指揮官の佐伯精司1佐のあいさつが「現場の自衛官としては、随分と思い切ったものだった。よほど腹に据えかねていたのだろう」(行事出席者)という内容でした。佐伯1佐はこう述べました。

 「淡々、粛々と適正な活動に努め、国民の期待と付託に応えられるよう精一杯努力する。(活動中断で損なわれた)信頼回復に全力を尽くします。(民主党の小沢代表らに補給活動は)憲法違反と言われたが、われわれにも意地と誇りがあります」

 わざわざ出港を見送りにきた心ある民主党議員たちは、きっと居たたまれない思いがしたでしょうね。自衛隊派遣を憲法違反とまで明言しておきながら、本会議採択欠席後の記者会見では「重要な法案ではない」と言い放つような、いいかげんな代表を持つと、苦労が絶えないことと同情します。まあ、福田首相も「ちょっと用がある」とかで出席しませんでしたが…。

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