« 人権擁護法案は修正で済む代物ではない | トップページ | 成立させると鼻息が荒い 法務省 »

鳥取条例廃止は国の人権擁護法案の結果待ちか?

鳥取県知事定例記者会見(2008年1月10日)

9 鳥取県人権侵害救済推進及び手続きに関する条例について 

○山陰中央新報 弥重節子 記者   人権条例ですけれども、既に庁内の検討会が立ち上がって始まっているんですけど、この時点で現条例の廃止を、もう次へ向かってのスタートを切っていらっしゃるので、この時点で廃止ということをもう打ち出されても、どうなんでしょうか。

●知事  もう少し議論をした上でと私は思っているんですが、それは、お考えはいろいろあろうかと思います。私どもは、例えば相談窓口を設置するときに廃止するというタイミングをとらえるというお考えも、それはもちろんあろうかと思いますが、ただ、今ようやっとその議論を庁内でまずはスタートさせたところでありまして、もうしばらく私どもなりに検討して、方向性が見えてきたようなときにその廃止うんぬんということを考えてみたいと思っております。  ですから、2月議会で廃止条例を出すという考えは今はありません。

○山陰中央新報 弥重節子 記者  でも、廃止をその2月条例で提案していくということに対して何か問題があるんでしょうか。

●知事  いや、問題というか、それは考え方だと思います。ですから、廃止して、できないことはもちろんありません。ただ、それに代わるものを比較的多くの方は念頭に置いておられるんじゃないかと思うんです。  ですから、変わるべき姿がまだ見えにくい状況だと思いますので、廃止だけ先行するとやや方向性が分かりにくくなるんじゃないかと思っておりまして、これはいろいろな考え方はあろうかと思います。議論として成り立つと思いますけど、今回廃止の条例を出すというのも。  ただ、相談窓口を設置するというのは、われわれとしてはまだファースト・ステップのファースト・ステップだと思っていますので、そういう意味ではですね、もう少し検討した上で廃止の条例を出しても別に、既に執行停止されている条例ですから、遅きに失することはないんじゃないかなと思っていました。

○山陰中央新報 弥重節子 記者  だから、廃止をするかしないかという一つのメッセージだと思うんですよね。それを……。

●知事  ええ。それはただ、もう既に議場とかいろいろなところでも申し上げておりますので、いずれ廃止は免れないとは思っております。

○山陰中央新報 弥重節子 記者  免れないものをいつまでも後生大事に持っていなきゃいけないというのは非常にわかりにくいんですけど。

●知事  それは確かに、先ほど申しましたようにいろいろと考え方はあろうかと思います。ですから、廃止の条例が出てきて可決されたところで、それでおかしいじゃないかということではないとは思います。  ただ、私の気持ちとしては、随分長い議論をしてこの人権[救済]条例自体も成立をし、さらにその後、検討委員会で1年半、ああでもない、こうでもないと、いろいろな選択肢も示しながらやってきたわけです。その中で、廃止はやむを得ないだろうというのをにじませてはおりますけれども、併せてこれから考え得る方策というのを4つの項目で示しているわけでありますから、その4つの項目について検討した上で、それで条例を廃止する。それから、予算上こんな措置をする。また、もし別の条例が必要だったらば、これについて検討を始めましょうとか。そういうふうに仕切った上で今の現有条例を正式に廃止するというのが、私は分かりやすいんじゃないかなと思っていました。

○山陰中央新報 弥重節子 記者  そうですか。意見書は、もうかなり方向が見えていると思うんですけどね。だから、あとは、どれを選択して組み立てていくかという方向がかなりきちんと示されているんじゃないかと思いますけれど。

●知事  ええ。ただ、それぞれにかなりハードルの高い選択肢になっていますので、検討はしっかりやらないといけないと思います。

○山陰中央新報 弥重節子 記者  そうしますと、いつぐらいまでにその大まかな形が見えてくるという、その期限みたいなものはお考えになっていらっしゃらないんですか。

●知事  私は、最前も申しましたけれども、これまでいろいろと全国的な意見が集中したということで執行停止に至ったという経緯を考えますと、私は、今回はじっくりと考える時間も取り、そして、県民のいろいろな方のご意見を踏まえながら判断していくべきものだと思いますので、今度2月議会で出すとかそういう拙速のものではなくて、半年とか1年とか、そういうスパンで考えるべきものだろうと思っております。

|

« 人権擁護法案は修正で済む代物ではない | トップページ | 成立させると鼻息が荒い 法務省 »

つれずれ」カテゴリの記事