「フラガール」
http://www.hula-girl.jp/index2.html
映画「フラガール」
17日結城市民文化センターで、地元みる会も後援し映画センター主催により上映。
フラのグループがダンスを披露。映画好きの面々が元気に参加してた。映画はときに涙も誘ったが、躍動、活気に満ちていた。
かつて子ども会の旅行で行ったハワイアン。だが、ダンスの記憶が残ってない。
地域と産業、人生の再生。学童の子らも最後までよく見ていた。
福島・磐城弁は、茨城西部のとも違う、とりわけ早口だとわからない。
大学1年の時、学部は異なったがフランス文学専門である粟津則雄先生の英語の特別講義を受講した。上級生ばかりのなかで、同学年がもうひとりいた。福島・会津の出、その彼を思い出した。まじめな彼は、いろいろと授業の中身を、ノートまで見せて補修をしてくれた。が、言葉が聞き取れない。ゆっくりでもわからない。イントネーションの違いか、似たようなズーズー弁であったろうが。2年になると学内ですれ違うこともなくなった。
数日前、学部の同窓会報が届いた、2年の時、社会思想史のゼミに、付属高からきたバイク好きの彼が、「いまも入院している」と、近況を載せていた。山にツーリングに行きバイクもろとも転倒、意識不明で「植物状態」に。ゼミ生みなで見舞いに行ったが、その後の消息を知るよしもなかった。「生きている」「動けない」と。
知り合ってから30年が過ぎた。バイクの彼は大田区の町工場の出。無年金障害か、と当時、家族の苦労を思ったもの。なんとかして便りをだそう。
「フラガール」。地域と産業、人生の出発と再生を訴える、明るく。
監督や製作責任者の思想が濃厚に反映しているものだろう。
「パッチギ!」系とは異なる、「背負うもの」を描いている。
イントロダクションより
昭和40年、本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなくなっていた。そんなまちを救うため、この北国に“楽園ハワイ”を作り上げるという起死回生の一大プロジェクトが持ち上がる。目玉はフラダンスショー。盆踊りしか知らない炭鉱娘にフラダンスを教えるため、東京からダンス教師が呼び寄せられた。元花形ダンサーで気位の高いその女性は、最初は炭鉱や素人の炭鉱娘たちを馬鹿にするが、やがて少女たちのひたむきな熱意に、忘れかけていた情熱を再燃させる。ひとりひとり厳しい現実を抱えながらも、炭鉱娘たちは友情を支えに強く美しくフラダンスの真髄を体の中に染み込ませていく。そして――。
常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡の実話、感動の映画化!
主演は松雪泰子。演じるのは、かつてSKD(松竹歌劇団)で活躍したこともあり、ハワイでフラダンスを習ったという触れ込みで、東京からダンスを教えに来る平山まどか役。鼻持ちならない“東京の女”が、踊りに熱中する少女たちと接するうちに、厳しくも懐の深い教師へと変貌していく。その大きな変化を、松雪は実に見事に演じきっているが、特筆すべきは、誰もいない練習室で踊るタヒチアンダンスの圧倒的な迫力だ。松雪が3カ月にわたる猛特訓を重ねた、その成果がここに結実している。また、まどか先生の粋な60年代ファッションとヘアスタイルも、要注目。おしゃれとは無縁のすすけた炭鉱町を、『奥さまは魔女』のサマンサ・スタイルで闊歩し、居酒屋で酒をあおる姿が、かっこいい。炭鉱娘たちにとって、こんなに洗練された女性が教えてくれるものだからこそ、フラダンスへの熱意はさらに増すのだった。
そして、蒼井優を筆頭に、炭鉱に咲く花となるフラガールたちを演じる面々もまた、厳しい特訓に耐えて、華やかな踊りを披露。本作が本格的映画女優デビューになる南海キャンディーズ・“しずちゃん”こと山崎静代の、個性光るフラと演技にも御注目!
妻夫木聡と安藤政信(『69 sixty nine』)、オダギリジョーと加瀬亮(『スクラップ・ヘブン』)など、これまで李相日監督は男たちの演出に才能を発揮してきた。その監督が初めて女性たちを正面から描くことに挑戦したのが、本作だ。松雪泰子、蒼井優、富司純子という各世代を代表する3女優の、強さも弱さもあわせもつさまざまな魅力を引き出したばかりか、新人映画女優・山崎静代(南海キャンディーズ・しずちゃん)にも実にのびのびと演技させている。これら女優たちを脇で強力にサポートするのは、豊川悦司、高橋克実、岸部一徳ら、実力派男優の面々。彼らキャストが一丸となって、すたれゆく炭鉱のまちの再生と、その陰で時代の波に揺さぶられた男たちの悲哀を、生き生きと物語っていくのだ。
昭和40年のすすけた炭鉱のまちと華やかなフラの世界の対比を‘銀残し’という現像法で味わいと奥行きを出しつつ鮮やかに撮影したのは、『パッチギ!』『THE JUNON~呪怨~』などで世界から注目される山本英夫。そして、炭住(炭鉱住宅)からオープン当時の常磐ハワイアンセンターまで、ディテールのひとつひとつにこだわって作り上げたのは、『いま、会いに行きます』や『THE 有頂天ホテル』などの日本映画のみならず『キル・ビル vol.1』でハリウッドにも進出した若き映画美術の巨匠、種田陽平。音楽は、1976年ホノルル生まれで全米ワールド・ミュージック・チャートにもランクインした“スーパー・ウクレレスト”、ジェイク・シマブクロ。彼は今回はじめて映画音楽のオファーを快諾した。これら超一流のスタッフが集結して、いま空前のブームを迎えているフラの、日本における創世記をりりしく美しく誕生させたのだ。
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