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鳥取県知事 人権=同和の実態を直視すべし


知事定例記者会見(2007-04-19)   
平成19年4月19日(木)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)
   

10 同和行政について 

○日本海新聞 村上俊夫 記者

 それともう一つ、さきの知事選での争点になってました同和行政についてなんですけれども、山内さんは、同和行政については、これは一般施策化すべきだという主張が明確に出てましたけれども、個別、市町村でも県でも見直している自治体が増えてます。この辺について平井知事はどういうふうにお考えでしょうか。

●知事

 私は、同和行政が人権政策全般をリードしてきた面は確かにあったと思います。もしこの同和問題の解決に向けたいろんな行政努力がなければ、今ほど各種の人権施策といいますか、そういうものは体系的に生まれてこなかっただろうと思いますので、私は大いにこれまでの行政について評価しております。

 それで、じゃあそれが今、だんだんと時代に合わせていくとどうなるかということだと思うんですが、県の方も正直申し上げて、あんまり争点にされていたのがちょっと不思議だったんですが、既にもう一般化という、彼女が言う一般化という、今、部分にもう到達しつつありまして、もうほぼ同和だけの問題で作っている施策はなくなりつつあると私は思っておりました。ですから、そういう意味ではあんまり、ちょっとあちらの主張もよくわからなかったというのが正直なところであります。

 大切なのは、一人ひとりの人間として人権が尊重され、命だとか暮らしだとか、あるいは人格だとかが尊重される社会が構築されることでありまして、これは同和問題に限らず、外国人のかただとか、あるいは障害者のかただとか、いろんなかたがたも含めて、そこはちゃんと担保していく社会でなければならないと思います。鳥取県は、その意味で人権の先進県でありたいという気持ちは変わりません。それは同和だけをやるというようなことでは当然ないわけでありまして、余り主張の差がよく見えなかった感じがいたしました。



18 鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例について 
○NHK 辻浩平 記者

 人権条例ですけれども、現在、見直し検討委員会で、早ければ来月にも検討委員会としての結論がまとまる見通しです。その後、県が結論を受けてどういうふうにしていく方針なのかというのをお伺いしたいと思います。

●知事

 まずはその検討委員会の結論を見て考えることだと思いますので、検討委員会の検討を見守るというのが今の自分の考え方ですね。この辺は前知事から、前知事さんは、これは駅伝みたいなもんだと、県政というのは。次の人にバトンを渡して、またその人が一生懸命走ると言ってましたから、バトンを落とさないように、そういう話かなと。前のところで引き継がれて、今、検討がちょうどしかけでされてますので、その部分は引き取って、検討の結果を見て、じゃあ次のステージを考えるということだと思います。

○NHK 辻浩平 記者

 これまでの流れですと、弁護士会の協力がなかなか得られないというのがあって、検討委員会には弁護士の先生も入られていろいろ意見言われてますけども、ずうっとこれまでの委員会の話を聞いてますと、難しいんじゃないかという意見がすごく多いような気がしますけれども、知事御自身としてはどういうふうにお考えですか。

●知事

 それは、まずは検討委員会の検討を見守ってだと思います。今、これまで鳥取県で知事部局でも条例を出しましたし、議会の方でも一致して結論を出したこともありましたし、それに対して全国から意見も寄せられる、県内の議論もあるということで始まった検討でございますから、率直にその検討内容を受けとめていきたいと思います。



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