同和行政を後退させ廃止するということはあってはならない」
飛鳥会事件で府連委員長謝罪 解放同盟大阪大会
部落解放同盟大阪府連合会(松岡徹執行委員長)の第54回定期大会が10日、大阪市浪速区の市立浪速人権文化センターで開幕した。昨年の飛鳥会事件などに触れた松岡委員長は「部落解放という理念が形骸(けいがい)化していた」と述べ謝罪するとともに、「同和行政を後退させ廃止するということはあってはならない」などとあいさつした。
大会には、来賓として大阪市の関淳一市長や大阪府の梶本徳彦副知事も出席。関市長は「行政サイドにも重大な誤りがあったことを率直に認めるべきだと考えた」と同和対策関連事業見直しについて総括。「いったんゼロベースに落として、そこから差別解消につながる施策を考えようと誓い合っている」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070310-00000035-san-soci
恐喝事件受け執行部辞任
部落解放同盟大阪府連合会は、元幹部による恐喝事件が起きた大阪・八尾市の支部で、執行部全員が責任を取って辞任したことを明らかにしました。
これは部落解放同盟大阪府連がきのう開いた定期大会で報告しました。
八尾市にある部落解放同盟安中支部では、相談役として影響力を持っていた丸尾 勇被告が市営住宅の改修 工事を請け負った業者から現金100万円を脅し取った恐喝などの罪に問われています。
これについて安中支部の支部長をはじめ30人ほどの執行部全員が「問題の責任を取る」として、ことし1月、府連に辞表を提出したということです。
部落解放同盟では去年、幹部らによる不祥事が相次ぎ、巨額の横領事件で有罪判決を受けた大阪市内の元支部長が除名処分を受けたほか、奈良市では市の職員だった元支部長が病気を理由に長期間休み、その間、市の幹部を脅したとして職務強要の罪に問われたことから支部が解散されています。
大会で部落解放同盟大阪府連の松岡徹委員長は「部落解放という目的が形だけになっていないか、組織や運営のあり方をしっかり考えないといけない」と述べるとともに、不祥事を理由に差別解消のための同和行政が廃止されることのないよう訴えました。
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/
大阪府八尾市発注の公共工事に下請け参入した建設業者から「地元協力金」などの 名目で約100万円を脅し取ったとして、府警捜査4課は20日、同市のNPO法人
「八尾市人権安中地域協議会」理事長・丸尾勇容疑者(58)ら2人を恐喝容で
逮捕した。丸尾容疑者は部落解放同盟大阪府連合会安中支部相談役なども務め、地元の 顔役として八尾市に強い発言力があったとされる。以前から同市安中地区での公共工事の 受注業者に受注額の3%程度の「上納」を強要していたとの疑惑が浮上しており、 府警は実態解明を進める。
調べでは、丸尾容疑者らは、同地区内での同市発注工事に孫請けで参入した同市内の 建設業者に地元協力金名目で現金の支払いを要求したが断られたため、「工事の邪魔を するぞ」などと脅迫し、約100万円を脅し取った疑い。
関係者によると、丸尾容疑者は八尾市人権協会副会長の肩書も持ち、八尾市の行政 関係者とパイプがあった。一方で、暴力団との付き合いも取りざたされ、公共工事に 絡んで地元協力金や部落解放同盟の安中支部への寄付金名目で業者から多額の金を 上納させているとのうわさが絶えなかった。
建設業者の間では、安中地区で工事を行う場合、業者が丸尾容疑者へあいさつに行く のは、一種の慣行になっているといい、ある業者は「工事を受注すると、八尾市の担当者から必ず、『地元対策をしっかりお願いします』と言われる。業者間では地元対策 イコール丸尾容疑者への上納金というのが常識」と証言。
業者が協力金や寄付金を支払わない場合、丸尾容疑者は、工事現場周辺の土地所有者ら に「あの業者は地元のことを考えていない」などと吹聴。業者が現場事務所用の土地を 借りられないようにして着工を遅らせるなどの嫌がらせをしたり、「(暴力団の)組長の 若い衆を預かっているので金がかかる」とすごんだりしたこともあった、という。
丸尾容疑者は、若いころ、財団法人「飛鳥会」理事長の小西邦彦被告(72)(業務上 横領罪などで起訴)の運転手を務めていたこともあるとされ、ある八尾市議会議員は 「部落解放同盟の肩書を口にして業者を威嚇するようなこともあった。小西被告のように 同和の看板を悪用して金もうけをしていたのではないか」と話した。
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