県民との「法律のレール」の橋渡し
法テラス初日49件 日常生活のトラブル解決に助言
日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/news/061003/20061003004.html
日本司法支援センター(愛称・法テラス)鳥取地方事務所(寺垣琢生所長)が二日、鳥取市西町二丁目の市福祉文化会館内に開設され、記念セレモニーが行われた。早速、問い合わせの電話や相談者が相次ぎ、初日の利用は四十九件にのぼった。鳥取県は司法過疎のモデル地域として注目され、県民との「法律のレール」の橋渡し役としての機能に期待が掛かる。
鳥取地方事務所では情報提供職員や非常勤弁護士など十九人が業務を担う。県弁護会に所属する弁護士が三十五人と全国でも二番目に少ない県内の司法過疎対策として、隣接する鳥取法律事務所にスタッフ弁護士が一人常勤し、十一月に倉吉市山根に開設する事務所にも一人常勤する。
セレモニーで寺垣所長は「いつでも、どこでも、だれでも法律のレールに乗れるよう、弁護士過疎のモデル地域として法テラスの理念を実証していきたい」とあいさつした。
大阪弁護士会から鳥取県弁護士会に移り、スタッフ弁護士として鳥取法律事務所に常勤する上田雅稔弁護士(31)は「従来、敷居の高かった専門的判断を市民の利用しやすいものにしていきたい」と抱負を語った。
早速、不動産トラブルの相談に訪れた同市内の女性(74)は「契約書に分からないままにはんこを押してしまった。裁判所の無料相談などを親切に教えてもらい納得した。機会があればいろいろ相談したい」と話していた。初日の相談内容は家族の問題や建築トラブル、多重債務などだった。
同地方事務所の業務は平日の午前九時から午後五時まで。電話相談は平日が午後九時まで、土曜日が午後五時まで受け付ける。相談電話は(0570)078374。
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