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来年の通常国会に人権擁護法案を提案すべく、着々とした準備が進められている 全隣協総会より

全国隣保館連絡協議会第36回総会
 06年5月24日(東京グリーンパレス)

来賓には解同・組坂委員長も挨拶。

 全国自由同和会中央本部
 平河秀樹・事務局長の挨拶を掲載します。

 本日は、第36回通常総会の開催おめでとうございます。また、日々、同和問題をはじめとするあらゆる人権問題の解決に向けてご尽力をいただいておりますことに、衷心より厚く感謝申し上げます。
 
 先週5月19日に、自民党本部で開催いたしました第21回の全国大会には、副会長の高野さんからご祝辞をいただきましてありがとうございました。
 先ほど、中尾会長から、今年度中に今後の隣保館活動のあり方について指針をまとめるというお話がありましたが、自由同和会としてはこの指針を全面的にバックアップしていきたいと考えています。
 
 懸案の人権擁護法案

 でありますが、先ほど、組坂委員長からお話がありましたように現在、目立った動きがありません。
 私どもは、杉浦法務大臣の「今国会での法案を見送る」という発言の直後に、法務省、自民党、自由同和会で、今国会は断念するが、その代わり、時期通常国会の早い段階において成立をして欲しいということでの合意をしております。我々も何とか今国会での成立をということで頑張ってきたのですが、残念ながら一番大きな問題は、自民党内での調整が着かなかったということがあります。
 それと法務省におきまして、3つの懸案の法案がまだ国会を通っていなかったという状況がありました。
 
 その一つが、16歳以上の人が日本に入国する場合には、指紋押捺をするという「入管法の改正」。それと代用監獄、これを法律的に位置づける、「刑事施設受刑者処遇法の改正」。それと現在、新聞紙上で騒がせている「共謀罪の新設」。この3つの法案が残っているということで、この法案が片付かない限り、人権擁護法案を国会に上げてもなかなか審議する時間がないだろうということがありました。
 それから「教育基本法」、これも政治日程に上がってくるというお話でした。従って、法務大臣が「見送る」という発言をした直後に、私どもとしましても、このような不確定要素がある国会では、どう考えても成立させることが難しくなるのではないかと、先ほど組坂委員長は「継続審議でもいい」ということを言われておりましたが、私どもは、人権擁護法案を国会に上程したならば、「必ず成立させる」という状況でないと、国会へは上程して欲しくないという気持ちがありました。従って、今国会での法案の上程は断念をいたしました。
 
 最近の動きですが5月19日、私どもが自民党本部で全国大会を開催していたのですが、その開催の2時間前一般的な会合ではありませんが、「自民党法務部会政策ユニット」、自民党では部会ごとにユニットを組んでおりまして、そのユニットには自民党の法務部会の役員、国会の法務委員会の役員、それと我々の関係する人権問題等調査会、これと法務省の大臣、副大臣、こういったメンバーで政策ユニットを組んでおりますが、全国大会の2時間前にその会合がありました。
 会合には、法務省が4月の中旬に立ち上げた「法務省人権擁護推進検討チーム」、これは最近頻繁に会合を持っておりますが、この検討チームは大臣を含めて7名で構成されています。座長が審議官、後のメンバーは法務省各部局の総務課長が入っております。
 この検討チームで、自民党の合同部会から出された意見や、論点整理をしております。その論点整理の結果を以て、この政策ユニットに大臣の方から報告がありました。
 
 先ほど組坂委員長からも若干触れられておりましたが、この論点整理は5点です。
 ①人権侵害の定義、②人権委員会と司法との関係、③国籍状況、④メディアの問題、⑤人権委員会の所管、の5つ。
 
 これがユニットに報告されて、今後これについて法務省としては修正を検討していくということであります。
 それを受けまして、実は今週の昨日今日、自民党人権問題等調査会の鈴木会長が、法務省の役員と二日間にわたって人権擁護法案の勉強会をおこなっています。
 この勉強会は、党内手続きを進めていく上で、会長自身が法案の中身についてきちんと把握しておかないと、自民党内のネオコンから質問があった時に、答弁できないと困りますから、従って、そういった反対意見に対しても回答ができるようにしたいということもありまして、昨日と今日の二日間に渡って人権擁護法案の勉強会をしたということであります。
 
 このように、来年の通常国会に向けてやっと動き出しました。おそらく、加速がついていくのが、今年9月の総裁の任期切れで、自民党の役員、政府の大臣も交代します。人事が一新されます。人事が一新された上で、時期通常国会に向けての党内手続きが加速していくものと思います。
 
 何としても時期通常国会においては、人権擁護法案を成立させていきたい。それもできるだけ早い時期に成立させていきたい。そういった意味で、私ども自由同和会は、来年の通常国会に勝負をかけます。従いまして、皆さまがたの絶大なるご支援をいただきたいと思います。
 
 最後になりますが、本日お集まりの皆さまがたのご健勝とご活躍をご祈念申し上げ、自由同和会を代表しましての共闘のあいさつにいたします。本日はご苦労様でございました。

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