大阪市による背任事件ではないか
【2006年5月30日】
飛鳥会の共同浴場、大阪市が補助金使途確認せず
業務上横領事件の舞台となった財団法人「飛鳥会」が運営する共同浴場への不明朗な約2億4000万円の補助金交付について、必要書類が整っていないにもかかわらず大阪市が交付を決定していたことが29日の市議会民生保健委員会の質疑で分かった。
飛鳥会側が1996、97年度に提出した交付申請書では、必要な添付書類の「事業見積書」はいずれも添えられていなかった。計画外だった3階建て改修でも、補助金申請時には図面なども添付されていなかった。
小西容疑者、長男名義で1000万円の車──私的流用多岐に
財団法人「飛鳥会」(大阪市東淀川区)の駐車場管理をめぐる横領事件で、同会理事長、小西邦彦容疑者(72)による駐車場事業の収益の私的流用は多岐にわたり、長男名義で約1000万円のベンツも購入していたことが28日分かった。
調べによると、2003―04年度の2年間の駐車場事業の収益は理事長名義の専用口座に入金された。飛鳥会はこの口座から大阪市開発公社に支払う利益配分金や従業員の人件費などの経費を支出。小西容疑者は個人口座に振り替える手口で残った計1億円を私的に流用していた。
長男名義で購入したベンツは、03年度の振り替え分の6000万円を充てていた。小西容疑者は飛鳥会など関連事務所に出掛ける際などに使用していたとみられる。
一方、小西容疑者は2年前から山口組系暴力団の組長の知人女性に関連法人を通じて毎月20万円の資金を提供。この法人は長男を代表者としていたが、経営実態のないペーパーカンパニーで、捜査2課は私的流用の隠ぺい工作だった可能性もあるとみている。
| 固定リンク
「んー何だか」カテゴリの記事
- 「差別されない」権利 東京新聞0925(2023.09.25)
- ネットにも「政治的公平」が必要か…国会で議論に 「立憲? 各政党は憲法を学びなおせ」A(2023.03.15)
- 「全ての佐賀県民が一人ひとりの人権を共に認め合い、支え合う人にやさしい社会づくりを進める条例(仮称)(案)」についての意見募集(2023.01.07)
- 部落さらす動画、ユーチューブが削除 「ヘイトスピーチ指針に違反」(西日本新聞)(2022.12.01)
- NHKバリバラ 「部落」を写して、ネットの「部落」映像を批判する この矛盾(2021.09.12)
最近のコメント