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文化厚生会館事件の後始末だが・・・。

マリードフットノート
マリード[同和行政オブザーバー]の取材メモ、その他思いつきなど。

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2006.05.25
批判勢力もまた腐敗する

 5月25日付けの新聞(朝日、読売の京都版)で、京都市が、京都府部落解放センター(解放同盟京都府連などの事務所が入居)、みかげ会館(京都人権連=旧全解連などの事務所が入居)の敷地を20年以上にわたって無償提供している事実が報じられました。

 両建物とも、登記簿上はそれぞれの運動団体が設立した財団法人の所有なのですが、事実上、解放同盟、人権連への市有地無償貸与といってよいでしょう。

 実はこれ、わたしが先週、情報公開請求して判明し、マスコミでは毎日放送(TBS系)だけがわりと詳しく報じてくれた問題です(5月17日)。それを受けて京都市が24日の市会文教委員会に報告したわけですね。

 読売新聞の記事によると、京都市は「今となっては市民理解が得られないと思う。有償契約にするなど具体的な見直しを今年度中にまとめる」と言っているそうです。

 また、朝日新聞の記事によると、「市の試算では、賃料は同解放センターが年額800万円台、みかげ会館は同300万円台」とのことです。おそらく1980年代のバブルの頃はそれを大きく上回っていたことを考えると、京都市民が被った損失はいったいどれくらいになるのか。

 今、こちら(わが家は大阪府高槻市)では、もう何週間かにわたって連日のように大阪市の同和行政とそれに巣くったえせ解放運動の実態が報じられています。特別法が失効する前後の大阪市を取材したことがありますが、次々に明るみに出る事実に驚かされています。

 大阪に比べたら今の京都なんてたいしたことはない。以前どこかでも書きましたが、大阪に比べたらここ数年の京都市は「優良行政」といってもいいくらいなんですね(あくまでも相対的な話)。

 しかし、今回の事務所用地ただ貸し問題は、大阪とはまた違った意味で、〈京都〉の抱える深刻さを、明示してくれたように思います。

 つまり、常に解放同盟に対峙し、京都市の同和行政を乱脈不公正ときびしく批判してきた全解連も、じつは解放同盟とは「乱脈不公正仲間」ともいうべき存在だったということです。「乱脈不公正仲間」が言い過ぎなら、解放同盟がすった甘い汁のおこぼれに預かっている存在と言い換えてもいいですね。全解連のこういった体質は、4年前の同和補助金事件でも露見しました。

 批判勢力もまた、行政から厚遇され、腐敗し続けてきたのです。

 京都の解放同盟と全解連は、大阪の飛鳥会のひどさの前では、「腐敗」という言葉を使うのもためらわされますが、行政からどのように遇されてきたかという点では、似たようなものだということでしょう。

 なお、誤解なきよう付記しますが、これはあくまで京都の人権連(全解連)に限ったことであり、他府県の状況はかなり違います。

 この問題については、月刊誌『ねっとわーく京都』2006年7月号(6月8日発売予定)にレポートを書きましたので、ごらんください。

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