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意識改善で人権問題は解決すると本気で思ってるんだろうか

 「清め塩」廃止呼びかけのチラシやめる 

  京都府宮津市

http://www.sankei-kansai.com/a1-syakai/syakai5.htm

 京都府宮津市が葬式の「清め塩」の廃止を呼びかけている問題で、同市は2日、全国から寄せられた多数の抗議を受け、住民の火葬申告の際に「清め塩の風習をなくしましょう」とするチラシを手渡すことをやめた。また、担当する市教委は同日、市ホームページ(HP)にこの件の今後の対応についての文面を載せ、今後、啓発の継続も含め内容を見直すことを明らかにした。

 同市は昨年6月の広報誌と同10月の全戸配布チラシで廃止を呼びかけ、火葬申告時に「迷信に過ぎない『清め塩』の風習は、今後、廃止していこうではありませんか」とのチラシ配布を継続していた。

 同市教委は「これほど抗議が来るとは思わなかった。市民への説明と啓発方法の再検討が必要だ」として、2日午後、この件についての説明文をHPに掲載した。その中で市教委は「市民が何の疑問も持たずに、それが当然と思い込んでいる人たちが多いことから、このような風習にとらわれない生活をとの願いで啓発しました」などと説明した。

 さらに同市では、市民課で配布していた火葬申告の際のチラシをすべて回収した。「清め塩の啓発は、中止も含めて見直す」としている。

 産経新聞の取材に対し、同市の横山光彦教育長は今回の決定について、「頂いた抗議を反映させた」と説明。「清め塩は宗教に起因するものではなく、日常にあるおかしな因習の1つだと考えて啓発した」と改めて述べた。

(2006/5/3)



http://www.city.miyazu.kyoto.jp/kiyome.html
平成18年5月2日
 
『清め塩』に係る宮津市の対応について
          宮津市教育委員会
 葬儀に係る『清め塩』の風習への対応について申し上げます。
 宮津市では、葬儀に参列した人が塩で清めることの『清め塩』について、市民が何の疑問も持たずに、それが当然と思い込んでいる人たちが多いことから、このような風習にとらわれない生活をとの願いで啓発しているものです。
 このたび、『清め塩』について宮津市ホームページ(みんなの伝言板)などに多数の様々なご意見をいただきました。
 本市では、火葬の許可書を交付する際、市民に「『清め塩』の風習をなくしましょう」のチラシを渡しておりましたが、どうするかはあくまで個人の判断によるものでありますので、その対応については今後十分検討してまいりたいと考えております。
 なお、今後においても市民一人一人が「差別をしない・させない」という意識を強める中で、人権問題の解決が図られるよう人権教育の推進に努めてまいりたいと考えております。

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