鳥取条例問題は、今後も目が話せない
錦織陽子(にしこおり・ようこ)
日本共産党鳥取県委員
米子市議会 二期
鳥取県議会傍聴 記事
http://yccjcp.web.infoseek.co.jp/do/archives/2006/03/index.html
人権条例の凍結議案の審議がされる、県議会の総務警察常任委員会の傍聴にいってきました。結果=施行延期を全会一致で可決した。
委員会開始時間10時を遅れること20分、最後の会派での調整をしていたのか遅れてはじまった。マスコミもおおく、傍聴者も10名で委員会室は大入り満員というところ。( )は錦織の感想なので悪しからず。
まず住民連合(部落解放同盟)の山田議員が口火を切って、人権条例の凍結条例案に対し、「論点整理をすると、人権の定義、公権力の人権侵害、過料,マスメディアの懸念が問題になっているということ。侵害の立法事実の確認が必要ということですね。ここの議論は片山知事が出したところで、議員が出した部分ではない。知事は『議会で決めたから』といわれるが、懸念はまさに知事案だ。ここの認識を確認してほしい(それも含めて議員提案したんでしょ!)」「被差別の調査は声を上げにくい。社会の関係をそのままにして事実をつかむのは難しい。(じゃー当事者の声はきけないってことだね)力関係、パワーハラスメントはあると思う。人権相談委員会を前倒しして、人権侵害の相談窓口を速くつかんでほしい」。
えがりての尾崎議員は「この1週間の県民の声を聞いてきた。(もっと早くつかむべきでは?)県民も分からない状態(あなたも?)。知事の無期限ではないということなので、見守っていきたい」
公明の長岡議員は「抜本的見直しということだが、非常に泣き寝入りしている状況もあり(つかんでるの?事実を)、いつまで厳しい状況においておくのかという問題もある(それなら独自に救済してあげるべきよ)。いたずらに長く引っ張るべきでない」
信の鍵谷議員は「思いとしては期限をくくりたいが、できるだけ速やかに施行できるようやっていただくと言うことで了」
これら、あげた手を下ろすための言い訳は続いたが、議案は一言一句修正なしで可決された。さらにこれらの検討委員会を開催する予算案には、『必要最小限の期間で検討すること」の付帯意見をつけることが決まった。人権条例の廃止、抜本的見直しをもとめる陳情3件は、いずれも不採択となった。これにより、明日開かれる本会議で人権条例の6月施行停止条例が可決される見通しとなったが、条例を廃止に追い込むために今後も目が離せない。なにしろまだメンツにこだわる議員がほとんどだからである。
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