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法務省と解同のマスコミ管理作戦開始

あの「本田記者」今度は「解放同盟」に肩入れだって
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 NHKが政治家の圧力で番組を改変したという記事で物議を醸した「本田雅和記者」が久々の登場である。
 社会部から異動し、ナリを潜めたと思っていたら、今度は部落解放同盟が再建した「人権マスコミ懇話会」の舞台裏にその姿が──。

 3月24日午後6時。
 東京・六本木の松本治一郎記念会館の2階会議室で、部落解放同盟が召集したある会合が始まった。
 「人権マスコミ懇話会」。
 解放同盟の組坂繁之・中央執行委員長が挨拶を始めると、参加していた新聞・テレビ、通信社、ラジオ局の記者15名が神妙な面持ちで聞き入った。そして、解放同盟はこの会の代表世話人に朝日、読売、フジテレビの三社を指名した(読売は辞退。代わりに毎日が入る)。
「もともと懇話会は84年に発足したもので、当初はマスコミの連絡網みたいなものでした。会則もなく、代表幹事を解放同盟が押しつけるものでもなかった。が、いつしか休眠状態となり、何が何でも人権擁護法案を成立させたい解放同盟が、今回、再びこれを立ち上げたのです」(解放同盟関係者)
 そして、その裏で"活躍"したのが本田記者だったのだ。関係者が続ける。
「人権擁護法案を成立させるために、解放同盟は朝日を抱き込むことを考えたのでしょう。シンパである朝日の坂東愛彦専務と本田記者に、谷元昭信書記次長が話を持ちかけ、特に本田氏とは頻繁に連絡を取り合い、組織のあり方や運営の方針についてアドバイスをもらっています。本田氏は会員になり、谷元氏は坂東専務にも"懇話会の会員になってくれ"と頼んでいます」
 本田記者は、この4月にアスパラクラブなる会員制サービスを扱う部署に異動。本来なら、解放同盟とは縁もゆかりもない部署のはずである。
 そんな記者の解放同盟への肩入れが、会合の参加者に波紋を広げたのだ。

実は"権力"の味方

「俺たちがなぜ解放同盟の手下にならなければいかないんだ」
 と憤慨するのは、会合に参加した記者の一人だ。
「呼ばれて行ってみたら、すでに解同側から会則の申し合せ事項も用意され、代表世話人まで指名された。我々の手で懇話会を再建するならともかく、なぜ解同のお膳立てに乗らなくてはいけないのか。朝日が解同の後ろ盾になるのは勝手だが、我々を利用するのは許せない」
 本田記者は本誌の取材に、 「確かに僕は懇話会の会員になりましたが、お宅みたいないい加減な雑誌に答えるわけにはいかない」 とのこと。

 坂東専務は、 「谷元さんから電話があって、こういう会をやりたいので会員になってくれ、と相談はされました。僕は現場を離れているからちょっとそぐわない、と言いましたよ。僕と本田君が裏で会を仕切っていると言われるのは心外ですね」
 当の谷元書記次長は、 「この会はメディアの担当記者同士による自発的な取り組みで、人権についての認識をお互いに深め合う親睦会のようなものです。確かに坂東さんとは親しくさせてもらってますが、本田さんも入れて3人で会ったことはありませんよ」


 田島泰彦・上智大学教授(メディア論)がいう。
「メディアというのは特定の団体と付き合うにも批判精神を保持すべきですから、こういう会はいかがなものでしょうか。政府が再提出しようとしている人権擁護法案には大変な問題があり、例えば、設置される人権委員会が差別表現にあたると判断すれば、報道や著述業から落書きに至るまで強制調査の対象になります。特定の勢力が委員会に入り、恣意的に規制が行われ、表現の自由が奪われていく危険性があるのです。何故朝日はこういう点を問題視しないのでしょうか」
 権力が大嫌いなはずの本田記者。実は権力にとって最も有り難い存在のようだ。

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 記事捏造やら覚醒剤所持、申告漏れ、社内暴行事件……に、極めつきは社長の息子による大麻所持事件の隠蔽と来た。"ジャーナリズム宣言"などと、やたらCMにはご熱心な朝日新聞だが、不祥事だけは止まるところを知らない。だが、角界で眉を顰められる"ヘンなこと"は、まだまだ目白押し。社会の木鐸とやらが泣いてますゾ、朝日さん。

週刊新潮平成 18年4月20日号 [特集]やっぱりヘンだよ朝日新聞 42頁より

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