人権・同和も風通しよくなるか
内部告発監察担当を初配置 鳥取県教委
http://www.nnn.co.jp/news/060412/20060412005.html
教育行政監察担当に就いた村尾一史参事
鳥取県教委は本年度、教職員から内部告発を受け付ける「教育行政監察担当」を一人配置した。公益通報者保護法施行も追い風となって設置されたもので、通報者の身分を守り、公正で透明な学校運営、事務局運営を図るのが狙い。白羽の矢が立った村尾一史参事(50)は「教職員が使命感に燃え、生き生きと仕事ができるよう力を注ぎたい」と意欲をみせている。
教職員なら誰でも通報でき、通報の内容は不法行為に加え、法律違反には当たらなくても不適切だと判断される行為や職場の中で改善すべき点などが対象。県教委教育総務課に窓口を設けた。
村尾参事は「これまでは教育現場の訴えを吸い上げる明確な場所がなかったが、正式に窓口を設けたことで、業務や職場の早急な改善策につなげることができる」と話す。
通報を受けた場合、聞き取り中心に事実関係の調査に乗り出す。「じっくりと話を聞き、さまざまな声に誠実に対応する」ことを肝に銘じている。大切なのは通報者が特定されないよう配慮すること。他人は見ることができない電子メールや親展文書などで第一報を受け、慎重に調査する。
また、通報以外にも教育現場などの業務改善に結び付くような事柄を自らピックアップして調べ、結果は関係機関に報告する。
現在はヘルプラインを設けるなどの内部規定の整備や制度のPRに努めており、村尾参事は「初めての職にプレッシャーもあるが、前向きに全力で取り組みたい」と話している。
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