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窮屈なる市民社会

3月22日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000032-imp-sci

奈良県条例案、「有害サイトの利用」「ネットでの中傷」が補導対象に

 「奈良県少年補導に関する条例(案)」が20日、奈良県議会の予算審査特別委員会で可決された。補導の対象となる行為として出会い系サイトや有害サイトの利用も盛り込まれている。24日の本会議で可決されると成立し、7月から施行される予定だ。

 条例案では、喫煙や飲酒、深夜徘徊、無断外泊、風俗店への立ち入りなどと並んで、いわゆる出会い系サイトを利用する行為や、県の条例で有害情報と認定されたサイトを閲覧する行為を「不良行為」と定義。また、他人を中傷する情報をインターネット上の掲示板などに書き込んだり、メールで他人に送信する行為も不良行為とした。

 奈良県警察では、「喫煙や飲酒などの“非行の入り口”となる不良行為を行なう少年に対する補導活動の根拠と手続きを明確化し、県民の理解と協力の下で、補導活動の活性化を図ることが、少年の健全な育成に資する」と判断。法制化を推進したという。

 なお、奈良弁護士会などでは、少年の健全な育成や、そのための少年非行の防止自体は社会の重要な利益だとする一方で、法制化による「警察権限の拡大は適切な手段とはいえない」などと反対の意見を表明している。

関連情報

■URL

  奈良県少年補導に関する条例案(PDF)

  http://www.police.pref.nara.jp/ikenbosyu/shounenhodoujourei/pdf/060220-3.pdf

  奈良県少年補導に関する条例(案)経緯

  http://www.police.pref.nara.jp/ikenbosyu/shounenhodoujourei/060220.htm

  奈良弁護士会会長による反対声明

  http://www.naben.or.jp/shonenhodou.htm

3月20日

少年補導条例案委員会で可決
日本共産党田中県会議員、公聴会、参考人を提案
   
 20日おこなわれた奈良県議会予算審査特別委員会で、奈良県少年補導に関する条例案が反対3、賛成9で可決されました。この間、奈良県議会の各会派には反対の意思表明や慎重な審議をと求めて全国の新婦人の組織、不登校の子どもたちにかかわってきた団体や個人などからたくさんの要請文が届きました。日本共産党の田中美智子委員は関係する部局での審査で取り上げ、条例が少年の健全育成とはまったく相容れないものであることを追及しました。同時に、委員会でもっと審査をつくすために専門家や関係者などを呼んだ参考人質疑、公聴会をおこなうよう求めましたが、聞き入れられませんでした。

 田中美智子議員は19日の予算委員会(警察本部)の審査では、条例案が憲法13条や少年法、警察官職務執行法に定められた内容からも逸脱し、結局、県民や滞在者、少年の人権やプライバシーを制限するように機能することになり、目的とする少年の健全育成に結び付くのではなく、かえってマイナスになると指摘。「不良行為というようなことになった場合、子どもも悩み、親もどんなにつらい、苦しい思いをしながら立ち直りを、しかも、孤立しながらやっているか。ちゃんと認識していますか」とただしました。

 菱川雄治警察本部長は「法を逸脱していることはない」、「県警察がどういう活動をするかを条例で定めるのであって、しごく自然なこと」などと答弁、子どもや親の認識がどうかよりも、警察の仕事をどうするかの観点からばかりの答弁です。中谷光生活安全部長も「非行の入口となる不良行為に注意助言することによって、健全に育てようという思いであり、条例は最善のものと考え」ていると答えました。

 田中美智子議員は、弁護士会の会長声明がでたり、毎日のように全国から要請をうけたりしていることを受け止め、また福祉部や教育委員会など少年の健全育成に関係する部局の審査でも十分に検討されていないことが浮かび上がっていると指摘し、法律の専門家や関係者、当事者となる青少年などを参考人として呼び、もっと学ぶべきだと委員会に提案しましたが、聞き入れられませんでした。

児童ポルノ禁止を初適用 奈良県警、書類送検へ

 奈良県警少年課と奈良西署は9日、児童ポルノを所持していたとして、県の「子どもを 犯罪の被害から守る条例」違反の疑いで同県生駒市の無職男性(23)を書類送検する方針を固めた。同条例の適用は初めて。

 条例は、13歳未満の子どもに付きまとう行為や児童ポルノの所持などを全国で初めて禁止。昨年11月に発生した奈良市の女児誘拐殺人事件を受けて、7月1日に施行された。罰則は30万円以下の罰金か拘留、科料。

 調べでは、男性は自宅の部屋に、13歳未満の女児を撮影したポルノDVD1枚を持っていた疑い。県警は今月初め、自宅を家宅捜索し、成人のポルノを含む百数十点を押収した。
 男性は「子どもに興味があった」などと供述しているという。

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