キャッチボール?
知事定例記者会見(2006-02-06)
平成18年2月6日(月)午前10時~
県政記者室(県庁3階)
10 鳥取県人権侵害救済推進及び手続きに関する条例について
○山陰中央テレビ 大坂和正 記者
人権侵害救済条例について、各議会の会派に説明をされた感触というのはどうだったでしょうか。
●知事
幾つかの会派から見直しをするのはいいけども、期限を明示してはどうかというお話ありましたけど。これから本当に一から見直しをしようというときに、かちっとしたスケジュールを決めるということが難しいんですね。ですからあんまり日限を決めて、いついつまでにこういうスケジュールで見直しをしますと言うことよりは、誠心誠意一からできるだけ早く見直しをする、その結果を待つと言った方がいいんじゃないですかということを申し上げておきましたけどね。
○山陰中央テレビ 大坂和正 記者
期限を設けないというところに、議会から条例が廃止となるのではという懸念が聞こえてくるのですがどうでしょうか。
●知事
いや、だったら議会の方で見直しされたらいいですよ。いずれにしても最終決定権は議会にあるわけですから。我々が条例を勝手に廃止したり、勝手になくしたりするわけにいかないのですからね。最終的には議会に条例の決定権があるわけですから、だから我々は誠心誠意なるべく早く見直しをしますよという提示をしようとしているんですよね。
それが当てにならんと言うんだったら議会の方でイニシアティブをとって見直しをされたらいいし、それから我々が期限付さないで見直し作業に入るということになった場合に、もたもたしたら途中で議会が、しりをたたいてくれたらいいし、どうしても納得できなければ、その段階で議会が納得のいく時期までに見直し作業をまた独自にされてもいいし、いずれにしても決定権は議会にあるわけですから、そんなに何か執行部のなすがままで、気がついたら廃止になっていたなんてこと懸念されることはないと思いますよ。もっと、議会の持っている権限に自信を持たれたらいいんじゃないですかね。
○山陰中央テレビ 大坂和正 記者
スパンとしては、見直し検討委員会というのもあると思うのですが、数年とか数十カ月とかどういうスパンを考えておられるのでしょうか。
●知事
わかりません、これやってみないと。ただそんなにだらだらやるもんじゃないと思いますよ。ただ一から、私言っていますように、事実認定といいますか、どんな人権侵害類型があって、たとえばその中で本来の解決方法である司法的解決に至らないものが、どういうものがあるのかというところから始めるべきだと思うんですね。そこがどれぐらいかかるかというと、そこはよくわかんないんです、やってみないと。
それをクリアすれば、あとはそんなに長いことかかるものではないと思いますけどね。あとは政策判断の選択の問題ですから。初っぱなのところが、めどがなかなかつきにくい、自信を持ってこうだということを提示できないので、あえて期限は明示しませんという話をしているわけです。
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