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代用監獄が問題と思うが

  02年に人権擁護法案が参議院先議で法務委員会審議になっていたおり、刑務所内での暴行事件が明るみに出て、人権委員会の政府からの独立性や拘禁施設での処遇の在り方が大きな社会問題になりました。

 今回、法務省は、不服審査の在り方を調査検討するようです。

 法務省は10日、刑務所の受刑者らの人権問題をチェックする「刑事施設の被収容者の不服審査に関する調査検討会」の設置を決めた。受刑者や判決確定前に拘置所などに収容されている被告・容疑者が、処遇問題などで法相に申し立てた不服のうち、法務省が正当な理由がないと判断したものについて、人権上の問題がないかなどを5人の民間委員があらためて審査する。

 検討会は医師や弁護士らで構成。12日の初会合で、座長を決定。今後は月1-2回、会合を開いて調査に当たる。書物や新聞の購読制限など各種の不服申し立てについて(1)法務省の再調査が必要(2)却下(3)採択-を判断する。

 また、「未決拘禁者の収容及び処遇等に関する法整備に向け、法務事務次官及び警察庁長官から有識者に検討及び提言を求めるものである」として、有識者会議が昨年12月から開かれています。

http://www.moj.go.jp/KYOUSEI/SYOGU/index.html

〔参考〕平成17年5月18日に 「刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律」が成立したが、同法は、未決拘禁者の処遇等については対象外でです。

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