ハンセン病控訴断念

家族の対象範囲、被害認定、補償額…救済はなお課題山積 ハンセン病控訴断念
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000589-san-soci

7/9(火) 19:55配信


ハンセン病をめぐる経過
 国の控訴断念により、今後はハンセン病の元患者の家族に対する補償のあり方など具体的な救済策が焦点となる。今回の原告以外の家族も多数おり、補償の対象範囲のほか、差別や偏見被害の認定方法、補償額などなお課題は山積している。


 元患者本人をめぐる訴訟では、平成13年の熊本地裁判決が国の責任を認めて賠償を命令。当時の小泉純一郎首相が控訴しないことを決め、直後に議員立法で補償金支給法が成立した。隔離された療養所に入所した元患者には期間に応じて800万~1400万円が支払われ、その他の元患者や遺族には提訴後に和解すれば500万~1400万円の和解一時金が支払われる仕組みが取られた。

 家族は同法の補償対象に含まれないが、今回の熊本地裁判決は隔離政策による就学拒否▽結婚差別▽就労拒否-といった差別被害を認定。ただ、原告561人の中の20人は、13年の判決後に被害申告があったとの理由で請求が退けられた。

 国が把握する元患者は約2300人いる。原告側はこれらの家族への一律の補償を求めているが、新法を設けるとすれば「対象範囲から補償額の算定方法まで、不確定要素ばかり」(厚生労働省の担当者)。過去の被害の立証も含めハードルが高い。

 控訴断念の判断は、国の不作為で差別や偏見を強いられた別の問題などに影響を与える可能性もある。旧優生保護法下での強制不妊手術をめぐる問題では、救済法に基づき、320万円の一時金が支払われることになったが、配偶者や故人は対象外となっている。

 根本匠厚生労働相は9日の閣議後会見で「ハンセン病の隔離政策は誤った立法措置で偏見・差別を助長したという特殊性があり、他の事案に単純に波及するとは考えていない」と述べるにとどめた。


「首相が控訴断念を判断」 菅官房長官、ハンセン病家族訴訟で
2019.7.9 11:52
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/190709/plt19070911520006-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

 菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は9日午前の記者会見で、熊本地裁で国が敗訴したハンセン病家族訴訟判決をめぐり、安倍晋三首相が控訴しない方針を表明したことについて「法務、厚生労働両大臣から説明を受け、首相が判断した」と述べた。
 菅氏は今回の判決について「(損害賠償請求権の)消滅時効の起算点の判断が極めて特異であるなど法律上重大な問題がある」と指摘した上で「筆舌に尽くしがたい経験をしたご家族の苦労をこれ以上長引かせるわけにはいかないとの思いで、異例だが控訴しないことにした」と説明した。
 菅氏は「法務、厚労両大臣に、その(首相が打ち出した)方針に沿って検討するよう指示した」とも語った。

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ヘイトスピーチ 街宣を初認定 実名公表の可能性 大阪市

ヘイトスピーチ 街宣を初認定 実名公表の可能性 大阪市
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46887820T00C19A7AC1000/

2019/7/3 10:26


大阪市は3日までに、在日韓国・朝鮮人に対する差別的内容が含まれているとして、市内で行われた街宣活動など2件をヘイトスピーチ(憎悪表現)に認定した。特定の民族や人種への差別をあおるヘイトスピーチを抑止する条例に基づく措置で、実際の街宣活動を認定したのは初めて。

市は条例に基づき、ヘイトスピーチを行った個人や団体の実名や文言の概要を公表できる。これまでインターネット上の動画やまとめサイト計6件を認定したが、実名が特定できず、ハンドルネームの公表にとどまっていた。市は今回の2件とも実名を特定しており、今後の審査次第では抑止目的で公表する可能性がある。

ヘイトスピーチと認定されたのは、2016年9月に市内であった街宣活動と、ネット上で公開されている音声。もう1件はネット上の差別的な表現を集めた「まとめサイト」。有識者でつくる市の審査会が1日にヘイトスピーチに該当すると大阪市長に答申した。

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菅長官と対決・望月記者原案の映画「新聞記者」6月28日から全国公開

https://amenbou.exblog.jp/30338545/
菅長官と対決・望月記者原案の映画「新聞記者」 参院戦直前なのに…「よくぞここまで」

平日の午前と午後に開かれる、菅義偉官房長官の定例記者会見。2年前の6月から、この会見場で異彩を放ち続ける女性がいる。東京新聞社会部の望月衣塑子記者。はきはきとした声で菅氏に質問をぶつける姿はすっかりおなじみとなったが、一方で、「あなたに答える必要はない」と突っぱねられたり、質問の途中で官邸報道室長から「簡潔に」などと何度も言葉を挟まれる「妨害行為」を受けたりと、官邸側との軋轢もたびたび注目を集めてきた。
そんな望月記者の著書「新聞記者」(2017年)を原案とする同名映画が、6月28日から全国公開される。新聞記者を韓国の若手女優シム・ウンギョン、内閣情報調査室のエリート官僚を松坂桃李が演じ、北村有起哉、岡山天音、本田翼、田中哲司ら錚々たる俳優も出演。描かれるのは、森友・加計問題や伊藤詩織さんの「準強姦」訴訟、元文部科学事務次官・前川喜平氏の「出会い系バー」報道など、現政権を巡る数々の疑惑や事件だ。フィクションでありながら、現実社会と直結するテーマに切り込む意欲的な内容になっている。
公開を前に、望月記者、前川氏、そして朝日新聞の元政治部記者で現在は新聞労連の委員長を務める南彰氏の3人に話を聞いた。前後編に分けて紹介する。
   ◆   ◆
 -まずは、映画の感想から。
 望月「題材がモリカケや詩織さんの話で、しかも安倍政権も継続中なので、映画化は正直無理だろうと思っていました。無事に完成し、公開までこぎ着けられたことがまずすごいです。実際に作品を見て、よくぞここまで、真正面から政治や社会の問題に切り込むような映画ができたなあと驚きました。強烈な問題意識を持つ河村光庸さん(原案/企画・製作/エグゼクティヴ・プロデューサー)だからこそやり遂げられたのかなと思います」
 前川「河村さん、本当にすごいよ。そのうち命狙われるんじゃない?」
 南「しかも公開が参院選の直前」
 望月「それはもともと狙っていたみたいですよ」
 前川「このタイミングでの公開は、政権にとってはかなりのインパクトになると思う」
 -松坂さんをはじめ、出演者も豪華な顔ぶれです。
 望月「安倍政権が今、芸能人も露骨に『お友達』として取り込もうとしている中で、こんな映画に出て大丈夫かなっていうのは、俳優のみなさんもあると思う。でもやっぱり、この作品が持つ問題意識に共感や魅力を感じてくれたのでは。彼らが表立ってそういう発言をすることはないですけど」
 前川「これに出たら、もう『桜を見る会』に呼ばれなくなっちゃうよ(笑)」
 -南さんはいかがですか。
 南「扱っているテーマがリアルで、政権とメディアの関係もかなり真に迫っています。主人公が『私たちはこのままでいいんですか』と口にする場面がありますが、メディアの人間、役人、そして観客ひとりひとりの覚悟を問う作品だと感じました」

-望月さんが会見に出るようになって2年。外からは、あの場の雰囲気がよく分からない部分があります。望月さんに対する菅さんの素っ気ない回答を見るたびに驚かされるのですが、「なんかおかしくないか?」という感覚はあの場にいる記者の間で共有されているのでしょうか。
 望月「されていない。みんな“殿”がそう言っているから仕方ない、という空気です。それは菅さんの番記者として、毎日、彼の顔色を見ながら『なんとかネタを取らなきゃ』みたいな場所にいる政治部記者の、ひとつの大変さだとは思いますけど」
 南「あそこには相互監視と同調圧力があるんです。菅さんに対して敵対的な発言があると、わざわざご注進する記者もいる。だから、あの場で望月さんを助けようものなら、『あれ、どうしたの』となりかねない。前はそこまでひどくなかった。あんな会見をやっているのは菅さんだけです。この5、6年でガラッと変わりました」
 前川「第二次安倍政権は、今までの保守政権とだいぶ違う。官邸と官僚の関係もガラッと変わっちゃった。みんなが官邸の方だけ向いて仕事をするようになった。現政権は、本当に極めて特異な政権だと思う」
 -メディアはそれにしっかり対峙できているのでしょうか。
 望月「全くできていないわけではありません。ただ、何か疑惑系の事案があって、会見で殿がちょっとでも不機嫌そうな顔をすると、誰も質問を重ねることができなくなるんです。ひとつの疑惑につき、1社が2つ3つ聞いたら終わっちゃう。一方で、令和発表の前日なんかは、菅さんが嬉しくてニコニコしているものだから、会見場はすさまじい元気の良さでした。そんだけ質問できるんなら、普段、他のことももっと突っ込めるよね、と思いました」
 -とはいえ、突っ込んでも素っ気ない回答が多い印象です。
 望月「そう、社会部的な感覚からすると、あの程度の回答では納得できない。でも政治部の記者はああいうのをずっと聞かされているから、『もうしょうがねえや』みたいな慣れ、諦めがあるのかもしれません」
 -あんなやり取りを2年も続けたら、私なら心が折れてしまいそうです。
 望月「そもそも記事にならないしね。でも折れませんねえ(笑)。会見では各社が結構いろいろぶつけていくわけで、そこはすごく面白かったりもするんですよ。めちゃくちゃな回答が多いけど、たまに、『あ、(本音を)言ったな』ってこともありますしね。それから最近は、私への質問の妨害が再開しています。会見の様子は海外にも発信されているのに、恥ずかしげもなくよくこんなことができるなあと思いますよ。質問で私が『この妨害ですけれども』と発言すると、『妨害なんかしていない』と応じるという、ブラックジョークみたいな状況になっています」
 -ネットでは、望月さんを批判、攻撃する人も散見されます。
 望月「ネットは一部に強力なネトウヨサポーターみたいなのがあるから、会見の動画などでも私を罵倒するようなコメントが多いのかなと思っています。でも、みんながそれに熱狂しているかというと、数としては実はかなり限られているような…。もちろん、私が問題のある質問をしてしまったときもあるけど、ネットの炎上とかはあまり気にしていません」

https://www.daily.co.jp/society/life/2019/06/26/0012461657.shtml

■映画「新聞記者」は6月28日(金)からなんばパークス、イオンシネマほか全国ロードショー
https://shimbunkisha.jp/
https://www.daily.co.jp/society/life/2019/06/26/0012461657.shtml

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«部落・在日コリアン…差別がよみがえった (朝日新聞記者・北野隆一)